11話 いつか勝てればいい ページ38
緑谷君がそう言い終えると、フラ…とした爆豪君
「なんだそりゃ…？借り物…？
わけわかんねえこと言って…これ以上コケにしてどうするつもりだ。……なあ!?
だからなんだ!?今日…俺はてめェに負けた!!!
そんだけだろが！そんだけ……
氷の奴見てっ！敵わねぇんじゃって思っちまった…!!
クソ!!!」
爆豪君、泣いて
「ポニーテールの奴の言うことに納得しちまった…
クソが!!!クッソ!!!
僕女の見てっ！勝てねぇって思っちまった…!!!
なあ!!てめェもだ…！デク!!
こっからだ!!俺は…!!こっから…!!いいか!?
俺はここで1番に
俺に勝つなんて、二度とねぇからな!!クソが!!」
口、悪いなぁ…
オールマイトが爆豪君の元に向かい、アフターケアをした
爆豪君はすでに立ち直っている
オールマイトを超えるヒーローになると…
涙を拭きながらそのまま歩いていく彼の姿は、小さくも見えたし寂しくも見えた
『オールマイトさん、緑谷君、また明日』
「あ、ああ」
「う、うん！」
たたたっと爆豪君を追いかける
『爆豪君』
「！」
ピタッと立ち止まった爆豪君は「んだよ」と小さく呟く
『部外者の僕が言うのも、ムカつくと思う。でも、僕の友達が言ってたんだ
一度や二度、負けたぐらいで拗ねたりグレたりしなくていいと思う
僕や轟君に敵わないって思うのだって、今は勝てなくてもいい
100回失敗したっていい、何度失敗したってそれは恥じゃないよ
焦らず腐らず、前を向いていけばいいんじゃないかな？
これから勝てる機会はいくらでもあるんだから』
「……慰めか？ふざけんな、クソが」
『そう聞こえるならそう捉えてくれていいよ
一度や二度負けたぐらいで、君は諦めたりなんかしないだろ？』
そう言って僕は彼の前に回る
まだ涙が浮かんでいる
『僕の恩師はね、いつも正面から立ち向かわなくてもいい、避難しても隠れてもいい、反則でなければ奇襲してもいい、常識外れの武器を使ってもいい
殺る気を持って、焦らず腐らず、試行錯誤を繰り返せば、いつか必ず素晴らしい結果がついてくるって
僕等全員、それができる一流の
だから君も、焦らず腐らず試行錯誤を繰り返していこうよ』
パンッと、爆豪君の肩を叩く
『じゃあ、僕帰るね』
爆豪君の胸に、ハンカチを押し付けて僕は家へ向かった
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サッカーバカ(プロフ) - キョウヤさん» 炎はお父さんから受け継いだ個性です。心を読む方には、まだまだ謎を秘めています！表し方が難しく、すみません！！！！！！！個性については、またシリーズを重ねる毎に紐解いていくつもりです！ (2019年4月16日 22時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
キョウヤ - ん？夢主の個性って結局どんな個性？火出すヤツ？それとも心読むヤツ？一回整理してもらえると有り難いです (2019年4月10日 19時) (レス) id: 04d7a5d2e9 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - アミさん» ありがとうございます！ (2019年3月19日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - やっとスッキリしました！ありがとうございました！更新頑張ってください!応援してます！ (2019年3月18日 22時) (レス) id: 0068c3a571 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - アミさん» それに関して、私も説明を入れようと思っていました！渚と夢主さんは、父方がまたも双子なのです。オリジナル設定ですが、それで父が双子同士でその娘息子も瓜二つになったと、そう言う感じです。混乱させてしまい、申し訳ありません。本編でも紹介します！ (2019年3月18日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年3月16日 23時
