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生き返った茅野に、みんなが飛びついた
その時、ドサッと大きな音がした
倒れたんだ
殺せんせーはいつになく満足気に、いつになく弱々しく
「皆さん、暗殺者が瀕死のターゲットを逃してどうしますか」
『……！』
「わかりませんか？殺し時ですよ
楽しい時間は必ず終わるものです
それが…教室という、ものだから」
僕はふと、空を見た
膨れ上がっていくレーザーの光は、予定に変更がないことを雄弁に残酷に物語っていた
今僕等が殺さなくても、もうすぐ発射されるレーザーが、殺せんせーの全てを破壊する
暗殺期限まで30分を切っていて、今すぐに発射されてもおかしくなかった
「みんな…」
磯貝君が切り出してきた
「俺たち自身で決めなきゃいけない
このまま手を下さずに…
手、上げてくれ
殺したくない奴…？」
みんなが、手をあげる
殺したくない、こんなにいい先生、他にいないんだもん
「…OK、下ろして」
ゆっくり手を下ろす
「…………………………。殺したい奴…？」
僕等は無意識に手に力が入る
いつだって、銃とナイフと…
先生がいた
楽しかったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、怒られたこと、怖かったこと
それらを全部、殺せんせーと一緒に体験してきた
殺したくない、殺したくないんだ…っ!!
でも…
僕等は全員、手を上げた
…これが、僕等の答えだ
僕等は殺し屋、
絆を守って卒業するために、恩師に対してすべきこと
みんなが痛いほどわかっていた
2学期の期末テスト、目標を達成した僕等へのご褒美に、先生が教えてくれた弱点
全員で押さえられれば捕まえられる
みんな、殺したくないから触手を握る力が弱い
それを見抜いた殺せんせーはそれを指摘した
すぐに強く握る
殺すためとか何だとか、理由は深く考えなかった
1年ずっと、褒められ叱られ育てられた先生の触手を、みんなが強く握り直した
ネクタイの下の心臓、それが先生の命を絶つ唯一の場所
「…お願い、みんな。僕に…殺らせて」
渚…
「…誰も文句は無ぇ」
「この教室じゃ…渚が首席だ」
「ありがとう…。音羽」
『！』
「音羽も…来て」
手を差し出され、僕は戸惑いながらも渚の手を握る
先生の上に乗り、ネクタイの前で渚と座る
ネクタイをめくろうとしたけど、上から刺せると言われた
もらったその日に穴を開けてしまったらしい
これも大事な縁だからと、そのままにしていたらしい
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サッカーバカ(プロフ) - キョウヤさん» 炎はお父さんから受け継いだ個性です。心を読む方には、まだまだ謎を秘めています！表し方が難しく、すみません！！！！！！！個性については、またシリーズを重ねる毎に紐解いていくつもりです！ (2019年4月16日 22時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
キョウヤ - ん？夢主の個性って結局どんな個性？火出すヤツ？それとも心読むヤツ？一回整理してもらえると有り難いです (2019年4月10日 19時) (レス) id: 04d7a5d2e9 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - アミさん» ありがとうございます！ (2019年3月19日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - やっとスッキリしました！ありがとうございました！更新頑張ってください!応援してます！ (2019年3月18日 22時) (レス) id: 0068c3a571 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - アミさん» それに関して、私も説明を入れようと思っていました！渚と夢主さんは、父方がまたも双子なのです。オリジナル設定ですが、それで父が双子同士でその娘息子も瓜二つになったと、そう言う感じです。混乱させてしまい、申し訳ありません。本編でも紹介します！ (2019年3月18日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年3月16日 23時
