0話 僕等の才能 ページ3
今日、僕等は進路相談となった
殺せんせーは、「もし僕等の誰かが先生を殺せて地球が無事なら、みんなは中学卒業後のことを考えなくてはいけない」…と
1人1人面談を行うから、進路希望が書けた人から教員室に行くように言われた
もちろん、相談中の暗殺もアリだと
みんなは、考えてないようでしっかり考えてた
僕と渚は……
「……あ」
茅野が何かに気づいた
ビッチ先生の服にサイズシールが付きっぱなしだった
「安物慣れしてないね〜」
「どうする？そっと言おうか」
カルマ君と杉野がそう言っている中、僕と渚が立ち上がった
「…いや」
『僕が取る』
ビッチ先生の後ろを自然に通り、静かにバレないようにサイズシールを取った
シールをクシャッと手の中に丸め込み、教室を出て行く
僕と渚は……
ガラッ
トン…
「君達で最後ですね。渚君、音羽さん
さぁ、君達の進路を聞かせて下さい」
パサッと、何も書いていない進路希望の紙を殺せんせーの前に置いた
「殺せんせー…」
『多分…』
手の中に丸め込んだシールを見る
『多分、僕等には人を殺す才能があります
僕等の…進む路を教えてください…』
つんと冷えた空気
山の木の実の甘い匂い
この季節は毎年何か切なくなる
皆それぞれクラスの中で…それぞれの答えを出し始める
そんな時期
成熟の11月
殺せんせーの暗殺期限まで、あと4ヶ月
『僕等の中での何となくのイメージだけど、他人の顔が明るく見えたり暗く見える時があります
明るい時は安全で、暗い時は危険
鷹岡先生とやった時も…暗い時は避けて攻撃してた気がします』
「それは無意識で、何でそうするのか、深く考えても来なかったけど
あの時「死神」に受けた1発の柏手で、全身に電流が走って、視界が一気に変わりました」
『死神の言う「意識の波長」
僕等が明暗で感じていたのはそれだったんだって
呼吸、視線、表情、それらの中から見えてくる決定的な意識のスキマ
多分、僕等には…「死神」と同じことができると思う
大した長所もない僕等には…この先これ以上望めないような才能
…殺せんせー、僕等は殺し屋になるべきでしょうか』
暗い道に歩むべきなのか、明るい道に歩むべきなのか
僕等にはわからない
だけど、先生に聞けば…答えがあると思った
先生は僕等には暗殺の才能があることに疑う余地はないと言った
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サッカーバカ(プロフ) - キョウヤさん» 炎はお父さんから受け継いだ個性です。心を読む方には、まだまだ謎を秘めています！表し方が難しく、すみません！！！！！！！個性については、またシリーズを重ねる毎に紐解いていくつもりです！ (2019年4月16日 22時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
キョウヤ - ん？夢主の個性って結局どんな個性？火出すヤツ？それとも心読むヤツ？一回整理してもらえると有り難いです (2019年4月10日 19時) (レス) id: 04d7a5d2e9 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - アミさん» ありがとうございます！ (2019年3月19日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - やっとスッキリしました！ありがとうございました！更新頑張ってください!応援してます！ (2019年3月18日 22時) (レス) id: 0068c3a571 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - アミさん» それに関して、私も説明を入れようと思っていました！渚と夢主さんは、父方がまたも双子なのです。オリジナル設定ですが、それで父が双子同士でその娘息子も瓜二つになったと、そう言う感じです。混乱させてしまい、申し訳ありません。本編でも紹介します！ (2019年3月18日 21時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年3月16日 23時
