殺し屋のバレー II 【男主】

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「あのっ…」

「ア"!?」

「身長…何センチ…ですか…」

「159cmだ!!!」

『胸張って言ってる…』

「高校の部活入って初めて人を見下ろしましたっ」

「大して見下ろしてもねえだろ、泣いて喜ぶな!!!」









すごい…ツッコミにキレがあるし、どっかで聞いた声の人だ









「お前ら1年か!!」

「「オス！」」

『はい…』

「さっきのサーブのやつ！そのデカくて目つきの悪い方！お前どこ中だ!!」

「北川第一です」

「まじか！強豪じゃねーか！どうりであのサーブか!!
俺、中学ん時当たって2-1で負けたぞ！」

「え、そうなの!?」

「おう！そん時もサーブすげェ奴いてよォ！」

「声でかいなあ」

「相変わらずうるさい」

『寺坂みたいだな…』









いてもいなくても、問題ないって赤羽は言ってたけど…
いてなきゃ困る肉壁でもあるし…




ん？赤羽…？









『あっ、そっか…』

「？」

『赤羽だ…』









赤羽の声に似てるんだこの人…
そっか、けど…発言からしてみると…









「ニシノヤさんは…どこの…中学」

「千鳥山!!」

「強豪じゃないですか！
なんで烏野に!? やっぱり烏養監督の復帰を聞いて!?」

「いや、俺が烏野に来たのは女子の制服が好みだったからだ、すごく！」

『やっぱり、バカだったんだ…』









赤羽のような悪魔的な頭脳はないのは、ひとめでわかった
だってアイツは浅野とは違う何かを持ってるし、才能もある









「もちろん女子自体も期待を裏切らなかった！
それに！なんつっても！男子が学ランだからだ!!」

『制服動機にして入学する人なんて、いるんですね…』

「まあ、西谷だからな」









俺、こんな先輩方とバレーするのか…
なんか先が思いやられるな









「あ!!! 潔子さぁーん!!! 貴方に会いに来ました、潔子さぁーん!!!」

「相変わらず嵐のようだは」

「ゲリラ豪雨」

『岡島が3人に増えた…』

「ハハハ！やかましいだろ？
でも、プレーはびっくりするくらい静か」









確かに…さっきのレシーブはすごく静かだった
…すごいなぁ、西谷さん









「で、旭さんは戻ってますか？」

「……………いや」

「!!」

『！』

「あの、根性なし…!!」









一気に顔つきの変わった西谷さんは、そう悪態ついた

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