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「やべぇだろ？あの7年で鎮めたのは全部レオンだ
あの女は、自分がレオンだと名乗って本物のレオンが現れるのを待ってるんだ」
「………」
「なるほどな…レオンの大切な奴らの周りをうろちょろすれば、レオンは必ず宝物を守りに行くからか」
「そうそう。まあ、その本物のレオンは何も知らないだろうけどな」
あーーんぐっとカレーを食べるルカに「何も知らないってなんだ？」と聞くと「そのまんまの意味」と返された
「………お前、レオンがどこにいるのか知ってるのか!!?」
「知ってるも何も、たまに連絡もらうぜ？」
「「はあああ!!?」」
「…つっても、昔みたいに大っぴらに動けないから本人も参ってるよ」
「…ってことは、また」
「あぁ、それはない。大丈夫だ、ただ…昔よりも傷つきやすくなったってことだな」
どういう、ことだ？
レオンはなんで傷つきやすくなってるっていうんだ？
なんで会いにこない？なんで…
「俺が言えた口じゃねぇけどさ、やっぱどっかで繋がってるもんはあるんだと思うんだよな…
たとえ姿形が変わってようと、魂で結ばれてることはわかるんだ…やっぱ、お前とレオンは繋がってんだな」
「…お前は、レオンが誰でどこにいるのか知ってるのか？」
「ああ、知ってる。けど教えられない」
「なんで！」
「ボスの命令に背けって言うのか？」
「「！」」
「俺たちのボスはレオン・クラウンだ。たとえ生まれ変わっても、どんな人間になろうとそれは変わらない
俺たちはクラウンだ。忠実を誓う…それが俺たちだ」
昔と同じ真剣な眼差し
こいつの中身はどれだけ生まれ変わろうと昔のルカなのだ
レオンの命令を聞き、忠実に遂行し、レオンの望むままを再現する…最高の相棒
「…と、まぁ…俺もお前らが一生レオンと会えないなんてことはしてほしくない」
「………」
「俺からのヒントだ」
「えっ」
「ボスは意外とおっちょこちょいだぜ？」
「…？」
「んじゃ、俺はいくぜ。レオンに化けた奴を締めにいくからな」
「え、どうして？」
「お前ら知らないだろうけど、アイツ今も罪を重ねてるんだぜ？
レオンに会うために何人か殺してるらしい。俺の知り合いに警官がいるから証拠と一緒に突き出してやるんだ」
笑顔で恐ろしいことを言ったルカは、「んじゃまたなー」と食堂を後にした
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2021年6月28日 17時
