ヤマネコの相棒はライオン4 (ページ13)

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バイクのエンジンをかけ、ヘルメットを被れば「おい、マジで俺が後ろなのか？」と青ざめた顔で聞いてくる

「お前の運転危ねェじゃん」

『安心しろ、法定速度は守る』

「いや当たり前な？」

グチグチ言いながらも後ろに乗ったルカを確認し、バイクをそのまま走らせる
リアラの情報を頼りにアッシュのアジトに行くと、ボーンズとコングがいた

『ボーンズ、コング』

「!!」

「レオンー!!」

「無事だったのか！」

『まぁね。アッシュと英二とショーターは？』

「今部屋で休んでるよ。ボスは風呂さ」

『…起きてるのか…寝てたら英二とショーターに会うだけで終わったのに』

「ボスにも会ってくれよ…お前のことすっげェ心配してたぜ？」

『……』

「会ってやれよ」

『…わかった、わかったよ』

3人からの眼差しに負けてヘルメットを持ち、そのまま2人の案内でアジトの中に入る

「ここだよ」

「英二、ショーター！」

「ボーンズ、コング…どうかしたのか？」

「レオンが来たぜ！」

「えっ!?」

「なに!?」

『2人とも、昨日ぶり』

2人に微笑みかければ、「レオン〜〜〜〜！」と2人が抱きついてくる
涙を流して「よかった」「無事でよかった」と言う2人に『もう大丈夫だよ』と伝える

「お前、どこに」

『ここから1時間ぐらい走ったところにアジトがあってね』

「なんだよ…こっちにくればよかったのに」

『私も仲間がいるからね…そっちを優先させてもらったよ』

2人に事情を説明すれば「まあ、無事で何よりだ」と言われた
アッシュはまだ風呂に入っているらしく、もう少しで上がってくるらしい

「おーーーい、レオン〜。タブレットとスマホ2台届いたぜ〜」

『！』

「んで、アイツらと電話つながってるから指示出せ」

ルカがスマホとタブレットを手渡してきた
それを受け取り、仲間たちが集めた情報を全て目を通していく

目を通し終えたあと、『オーサーに吸収されたグループは？』とルカに聞けば「ほとんどだ」と答えられた

「なんとか中立を保ってるのは、チャイニーズを除けば二つだけ
みんな仕返しが怖くて何もできないみたいだぜ…………」