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「は?」






明石さんが顔を顰め、男は車に乗り込む際にウィンクをして走り去ってしまった










「なにウィンクしてんの?おい嘘だろ、おい、なんだ、なんだあの勝手おじさんは…」

「スマホはバキバキだけど、瑞姫に怪我がないんならオールOKだけどね」

『まぁ、特に大事なデータとか入ってないからいいけど…あるとしたら、いとこんちの写真とか大翔と撮ったのとかくらいかな』

「え、バックアップは?」

『してるから大丈夫』

「ん、ならよかった」









バッキバキのスマホを受け取り、ハンカチを取り出し広げてスマホを包んだ
カバンの奥に入れておき、怪我をしないようにしておいた










『大翔、怪我してない?素手で触ってたけど』

「大丈夫」

『そっか。明石さんもありがとう』

「いいけど、いいのか?スマホ」

『まあ、なくて困るようなことはないからいいかな』

「あるでしょ。僕と連絡取れない」

『下宿先一緒なんだから別に良くない?公衆電話あるし』











何言ってんの?という顔になる大翔にあんたが何言ってんの?という顔で答える
これももう、定番のやりとりだから明石さんも「行こうよ〜」と情けない声を出す









「一応、確認しといたら?」

『電源…あ、ついた』

「画面だけって感じか」

「じゃ、しばらく僕の貸しておくよ」

『え、いいよ。画面だけなら貼り替えたらいいだけだし』

「なら、僕が貼り替えるからその間持ってて」

『意味わかんないんだけど…』









大翔の謎のこだわりはこれ以上何を言っても聞いてくれないので素直に聞いておくにとどめた
スマホをハンカチで包んだまま渡すと、「はい」と大翔のスマホを手渡された






日比谷公園内を歩きながら大翔のスマホを眺めていると「特に変わったことないけど?お揃いのスマホだし」と言う。まあ、一緒に買ったからそりゃお揃いだけど




大翔は、ヒビの入ったスマホを見てニヤニヤしている
なにがそんなに面白いのだろう…











「……はぁ、コーヒー飲みたいな」

『あ、カフェ』







横手にカフェが現れ、確かにコーヒーのいい香りがした
明石さんじゃなくても、コーヒー飲みたくなる…









「食べる?」

『え?』










大翔が出してきたのはブドウ糖とオリゴ糖の飴だった
それを私と明石さんに差し出してきたのに私は素直に受け取って包装紙を破って口の中に放り込んだ

1-3→←1話 斑目



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サッカーバカ(プロフ) - 雅夢羅撫-ayurana-さん» ありがとうございます!アッシュの登場でさらに楽しい物語になれるよう頑張ります! (2022年1月24日 14時) (レス) id: b3a011a5a0 (このIDを非表示/違反報告)
雅夢羅撫-ayurana-(プロフ) - 続編おめでとうございます!アッシュが出てくるのが楽しみで楽しみでワクワクが止まりません(*´ ꒳ `*)これからも更新頑張ってください! (2022年1月23日 12時) (レス) @page11 id: 3b30b9715e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年1月20日 8時

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