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10-3 ページ45

「スリングブレードするわよ」

「なにそれ?」








大翔がキョトンとして立花さんに聞くと、右腕を無理やり掴まれた大翔はそのままされるがままだった
立花さんは右手を握りぶるんぶるんと上下に振って、専門ルームに戻っていった









「痛た…すごい力だな…」










ため息を吐きながら優しく笑った大翔は「コンビニ行くよ」と歩き始めた
小さく頷いて大翔の後を追いかける






斑目法律事務所の近くにあるコンビニに入り、1番安いおにぎりを手に取っていると、「瑞姫」と大翔に呼ばれて顔を向けると「アッシュのことだけど」とおにぎりを選びながら言われる











「どうするの?」

『別に…このままだよ』

「ふーん…」

『?』

「まあ、本人はこのままってわけにはいかないつもりだろうけど」

『どういう意味?』

「瑞姫のこと恋人にするつもりなんじゃない?」

『まさか…』

「男の恋はしつこいからねぇ」

『………大翔、誰か好きだったの?』

「んー?」

『あ、誤魔化した!』












笑って誤魔化す大翔に『教えてくれてもいいじゃん。隠し事はなしなのに』とぷくりと頬を膨らませると、「知らなくていいの」と頭を撫でられた






誤魔化した後は必ず頭を撫でてくるんだよな、大翔は
くしゃりと撫で終えた大翔は「安心していいよ」と言う。何がだ?と小首を傾げているとおにぎりを手に持ってレジの方に歩いていく













「何があっても、僕は瑞姫の味方だから」












ふっと軽く笑った大翔に言われてなんだかむず痒くなって、おかかおにぎりを持って一緒にレジに向かった
会計を済ませて斑目法律事務所に戻ると、机に座っておにぎりを食べ始める大翔と、そのおにぎりを見て「俺には?」と聞いてくる明石さんに「え、ないよ?」とさも当たり前のように言う大翔





おかかおにぎりを食べていると、「白樺!」と明石さんがなだれ込むようにしてやってきた
パリッと海苔が音を立ててちぎれると、「俺の、俺のおにぎりは!?」と聞いてくるのに首を横に振ると「NOーーーっ!!」と叫ばれた












『んっ、おいしい』

「おかか?」

『うん』











オックンが声をかけて来たのに答えると「瑞姫、おかかおにぎり好きなのか?」とショーターが聞いてきて『適当に取ったのがおかかだった』と答えてまたかじりついた









「にしても、深山先生と仲良いな」

「どういう関係なの?」

『家族兼幼馴染です』

11話 牛→←10-2



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サッカーバカ(プロフ) - 雅夢羅撫-ayurana-さん» ありがとうございます!アッシュの登場でさらに楽しい物語になれるよう頑張ります! (2022年1月24日 14時) (レス) id: b3a011a5a0 (このIDを非表示/違反報告)
雅夢羅撫-ayurana-(プロフ) - 続編おめでとうございます!アッシュが出てくるのが楽しみで楽しみでワクワクが止まりません(*´ ꒳ `*)これからも更新頑張ってください! (2022年1月23日 12時) (レス) @page11 id: 3b30b9715e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年1月20日 8時

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