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7-4 ページ34

佐田先生の奥さんに入れてもらうことに成功すると、「朝からすみません」と大翔が荷物を置いてリビングにいる奥さんに再度謝った






「いいのよ。朝ご飯は食べたかしら?よかったら食べて行かない?」

「いいんですか?では、お言葉に甘えて」











遠慮というものを知らない大翔は椅子に座ると、向かい側の椅子に私も腰を下ろした
数分で運ばれてきた美味しそうな朝ご飯を見て『いただきます』と手を合わせて挨拶する








「あの人、昔の夢はノッポさんになることだったの」

「のっぽさん?」

「知らないの?えー。これがジェネレーションギャップなのねー。でも、娘にもおもちゃを作ってくれたり、いい父親なのよ」

「え、娘さんいらっしゃるんですか?」

「そうなの。今はホームステイ中でね」

「ホームステイ?どこにですか?」

「アメリカ。学校の行事の一環でね」

「へーえ」

『アメリカ…』













心臓が鷲掴みにされたような気分になる
アメリカ、ニューヨーク、あの街にはとてもたくさんの思い出がある。楽しかった思い出や、辛かった思い出、たくさんの思い出がある魅力的な街…










「お前ら、何やってるんだ?メシ、食ってるな?」

『(ハッ』










リビングに入ってきた佐田先生の声にハッとして顔を上げ『おはようございます、朝からお邪魔してすみません』と頭を下げると大翔は「いただいてます」と言ってご飯を指差している









「なんでここでメシ食ってんだよ?」

「これですよ、これ。鍵」

「…お前なあ」

「刑事事件専門ルームの室長になったそうね」

「それで忙しいんですよ。僕らが仕事増やしちゃって」

「彼が納得のいく説明をしてくれたわ。朝食用意するね」












キッチンに向かっていく奥さんを一瞥すると「お前、ただで済むと思うなよ」と自分の定位置らしき席に座っている大翔を睨みつけた









「協力してください」

「私はこの件には関わらない」

「お願いします」











立ち上がって頭を深々と下げた大翔に「断る。早く家から出て行け」と言い捨てた佐田先生に「情に訴えるのもやっぱりダメか。ま、佐田先生ですもんね」とさっさと頭を上げた大翔はカバンからゴソゴソと何かを探った









「出したくなかったんだけどなあ」

「だから出てけよ!」

「はい、これ。斑目先生から預かった明日発売の週刊誌のゲラです」











カバンから何かを出した大翔は、佐田先生に手渡した
その中身は…

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サッカーバカ(プロフ) - 雅夢羅撫-ayurana-さん» ありがとうございます!アッシュの登場でさらに楽しい物語になれるよう頑張ります! (2022年1月24日 14時) (レス) id: b3a011a5a0 (このIDを非表示/違反報告)
雅夢羅撫-ayurana-(プロフ) - 続編おめでとうございます!アッシュが出てくるのが楽しみで楽しみでワクワクが止まりません(*´ ꒳ `*)これからも更新頑張ってください! (2022年1月23日 12時) (レス) @page11 id: 3b30b9715e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年1月20日 8時

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