検索窓
今日:6 hit、昨日:18 hit、合計:28,594 hit

13-13 ページ48

『…………っつ』









避妊具なんてつけるはずのないオーサーに手ひどく抱かれたおかげで、下半身からオーサーが吐き出した「欲」が溢れ出てくる




それをなんとか全て出した後、手近にあったシャツを引っ掴み、ドアを静かに開けて外の様子を見ると誰もおらず静かだった









(一体どこに…)









部屋を出ようとした時、「アッシュ・リンクスが来たらしいな」という部下の声が聞こえてきた









「今頃、パパと会食中だ」

「レオンはどうする」

「パパのご命令で、後で連れてくるよう言われてある」

(アッシュが…!ってことは、伊部さんとマックスもいる…)









3人が無事なら一安心だろう
だけどディノやオーサー、月龍もいる…油断はできない









「おい、レオン起きてるか」

「パパがお呼びだ、早くしろ」









ドアを開けて中に入ってきた部下2人に何も言わずに歩み寄り、「ついてこい」と言われてそのままついていく





暴れる気力は残っていないし、オーサーのおかげで体はだるい
あの野郎…どんだけやりやがった









連れてこられたのは地下のディノの処刑室の前だった
重い鉄の扉が開くと、「レオン!」という伊部さんとマックスの声が聞こえてきた









ゆっくりと中に入ると、両手を鎖に繋がれているアッシュが見えた









「レオン!」

『…アッシュ』









心底安心した顔になったアッシュの元に駆け寄れば、「レオン、無事だったのか」とホッとしたアッシュに言われた





抱きしめたくて手を出せば、アッシュも私がしようとしていることに気づいて受け入れるように待ってくれた







だけど、私の手首を見た途端アッシュは顔色を変えた









「レオン…お前、まさか…!」

『っ!』









手首にはオーサーに押さえつけられた時にできた手形がくっきりとつけられており、アッシュは急いで私の肌が見えるところを見た









「誰だ………ッ…レオンを襲ったのは!!!」

「俺だよ、アッシュ」

「…!オーサー……貴様よくも…ッ」

「お前がちゃんと守らねえからだぜ?
お前がレオンを抱く意味がわかったよ…必死に声を出さないように我慢してイっちまうバカなところが見れるからな」

「貴様…!」









オーサーがアッシュに挑発するように言えば、アッシュは「レオン」と呼びかけてくる

13-14→←13-12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
40人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年6月5日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。