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『ショーター、英二』
「「!」」
『………アッシュに、アッシュに伝えてね』
「なに、を」
「ダメだ…よせ!」
『ずっと好き、愛してるって』
部屋から引き摺り出されていく2人に振り返って言えば、「レオン!」「おい、放せよ!」と2人は暴れながら部屋を追い出された
「…レオン」
『……』
「こちらに来なさい」
ゆっくりとディノのそばに歩み寄れば、ディノは嬉しそうに微笑んだ
.
.
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「今夜はここでおとなしくしてろ」
部下の人間に押し込められた部屋はベッドや机のみの殺風景な部屋だった
ベッドに腰掛け、2人の身の心配をしているとガチャリとドアが開けられた
もちろん、開けたのはディノじゃない
「よぉ、レオン…」
『…………オーサー』
下卑た笑いを浮かべたオーサーは、部屋のドアを静かに閉めた後、こちらに歩み寄る
『ショーターと英二は?』
「この期に及んで他人の心配とは余裕だな」
『…無事なんだろうな』
「あぁ、部屋で2人一緒さ」
『………』
いやらしい手つきで髪の毛を掬ってきたオーサーは、「さて、アッシュが来るまで時間がある…相手してもらおうか」とオーサーは服を脱ぎ捨てた
『…フッ…手当たり次第とはね…そんなんだからアッシュに敵わないのよ』
「………俺に抱かれて変わり果てたお前の姿を見たアッシュを見てから言うんだな」
『……………………』
「さあ、相手してもらうぜ…俺の下で啼いよがって、泣き喚く様を見せてもらおうじゃねぇか」
『……………………』
ベロリとオーサーに首筋を舐められ、そのまま押し倒される
だから嫌なんだ…この屋敷も、故郷も、どこもかしこも、男の腐った心の匂いがする
まだ日も高い日、私はオーサーの欲の吐口となった
あれから何時間立ったのかも、何回されたのかもわからない
体中に至るところにオーサーがつけた歯形やキスマークが夥しいほどついている
気がついて重だるい体を起こせば、オーサーは部屋にはいなかった
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年6月5日 11時