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レイとライの案内でトラックを走らせるマックス
荷台にはレイがいて興味津々にみんなを見ている
「今のレオン姉ちゃんの仲間？」
『友達』
「ふーん…。ユーリーアス父ちゃんになったよ」
『あの顔で？やめとけ、子どもがかわいそうだ』
「自分の子じゃないよ。養子だよ」
『…へぇ…結婚したんじゃないのか』
「9年で結婚はないって…」
軽くふざけ合いながら言えば、「レオン、そいつは？」とアッシュが聞いてきた
『私の弟分の』
「レイ・ハール！助手席に座ってるのが」
「ライ・ハール！レイの双子の兄貴だよ！」
『初対面にガン飛ばすなって昔に言ったのに』
「ユージンとの約束だからね」
『……………………』
レイが言えば、フワッと優しい風が吹いてきた
私が無言になったのにライが気づくと「バカ！」とレイに怒るとハッとしたのか「ごめん」と謝ってきた
『いいよ、気にしてない』
「？」
「あ、ここだよ」
ライの声でトラックが止まると「ユーリーアスー！」とライとレイがトラックから飛び降りて店の中に入っていく
「この店は？」
『“エデンの園の終わり”だよ』
ギィッとドアを開ければ、「だから、レオン姉ちゃん来たんだって！」という双子の声が響いてくると「アイツが帰ってくるわけないだろ、こんなクソ街に」という声が聞こえてきた
「この街はアイツにとって大嫌いで思い出したくねえ街だって」
『そのクソ街に用があるから帰ってきたんだよ』
「そうそう、クソ街に用がある以外帰ってくるわけ、ぎゃあああああああああ!!!!?」
ドアにもたれてそう言えば、ユーリーアスは叫びながら壁にビタァンと張り付いた
「レオン…お前っ、お前!! 戻ってきたのかよ!!」
『補給物資だけもらいにね…』
「おまっ……………!! ひっさしぶりじゃねぇか!!
元気だったかよ！」
『ユーリーアスこそ、子どもできたんだってね』
「なんだその言い方」
ユーリーアスは店内に入ってきたみんなを見て、「お前の友達？」と聞いてきて頷けば「よっし、サービスだ」とすぐに言う
「希望の部屋とかあるか？」
『1番いい部屋３つ』
「おまっ…お前…」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2021年6月5日 11時
