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ショーターのナンパがずっと続く中、英二は「わーい！カリフォルニアだーい！」とはしゃいでいる
『ショーター、ナンパしたって意味ないんだからやめとけ』
「なにぉ!?」
しばらく走っていると、ある一軒家の前で停まった
運転席から転げ落ちるように道端に出てゲェゲェと吐き始めたマックスに、「なんだあ？」と不思議そうにショーターが見ていると「気分が悪いんだとさ」とアッシュが答えた
『なんで』
「さあ？」
そんな時「パパ!?」という声が聞こえて来た
庭先でブランコをしている男の子が目を輝かせて「パパーッ！」とこちらへ走ってくる
「「パパ!?」」
「マイケル！マーイケール!!」
「パパーッ！」
嬉しそうに駆け寄る2人に「その子に触らないで！」という大きな声が聞こえて来て、2人はビクッと硬直した
「ジョージから、あんたが逃げ出したって聞いたわよ！
裁判に負けそうだからって、マイケルを誘拐しようって言うのね!?」
「ちが、そりゃ誤解だ」
「おだんまなさい!!」
猟銃を構えてマックスに発砲した綺麗な女の人に、マックスは逃げるように駆け出し始めた
「すげぇー…」
「あれじゃ気分も悪くなるわけだ……」
『…え、なに？』
「………いや、別に」
『？』
「自分とレオンのこと考えて不安になったんだろうな」
「あぁ…」
「おいショーター、聞こえてるぞ」
「あ、やべ」
アッシュにジロリと睨まれたショーターは、「まあ、大丈夫だって！」とアッシュの肩を抱いた
「レオンがあんなに気性の荒い人にはならねぇって」
「……別に俺は」
「まあ、お前が結婚とかは考えられないけどな」
「どういう意味だよ」
「レオンは結婚に興味あるの？」
2人(英二ーッ)
『別に…。今はみんながいたら幸せだし…
にしても、おっさん怯えすぎでしょ…』
逃げ惑うマックスを見ていると、「おーい、ジェシカ！」と伊部さんが両手を上げていくと、「シュンイチ!?」と女の人は銃を下ろした
家の中に入れてもらうと、「あら、可愛い顔してるじゃない！」と女の人は私を見るとキラキラと楽しそうにそう言った
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2021年6月5日 11時
