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『私ができることならなんでもしてあげたい…まだ14歳なんだよ…助けてあげたかった、守ってあげたかった、もっと早く…出会っておけばよかったと後悔したよ』
アッシュ、アスラン・ジェイド・カーレンリース
14歳のストリートキッズの人間は、なんの因果かマフィアのボスに愛玩物として気に入られてしまった
かわいそうなことにそれが何年も続いている
悪夢を毎晩見せられて、どうにかしてあげたかったというのが本音だ
「なら今度は俺も連れて行け」
『え』
「てめェが立ち回れねえ時に俺が動いてやる。俺を使ってみろや、舐めプ女」
『…爆豪』
「てめェがすげぇのは知ってる。だがな、てめェがどうこう言ったってそのガキの立場は変わんのか？」
『！』
「喚いて後悔してる暇あんなら、そいつに何ができるか考えろ…
腹立つことにうちで1番強いのはてめェだろうが、腹立つことによォ」
(2回言った)
「しけたツラしてねぇで、さっさと立ち上がってへらへらしやがれ。クソ舐めプ女」
『…うん、そうだね』
爆豪かっちゃんって、お人好しなのかなんなのかよくわかんない
「あ、かっちゃん、青子さん！
そろそろ晩御飯だって！」
『うん』
「うっせぇ、クソデク」
「呼びに来ただけなのに…」
『まあまあ、ほら、早く食べに行こうよ』
緑谷と爆豪かっちゃんと共にハイツアライアンスに入っていく
「あ、青子ちゃん！青子ちゃんの分とっといたよ」
『ありがとう、麗日ちゃん』
「おーい、バクゴー早くしろよ。腹減っちまったよ」
「先に食えやアホ面」
「いいじゃねぇかよ。久しぶりにA組全員が揃ったんだからよ」
「よし！みんな晩御飯はあるな!? ではいいか!?」
『え、なに？』
「ではこれより、「青子くんの帰還おめでとうパーティー!!」を開催する！」
『え、なにそれ』
かんぱーーい！という声とグラスが持ち上げられ、私1人だけポカンとしている
ただみんながパーティーしたかっただけ？そんなことあるの？
「夜神月、食えよー！」
「今日は夜神月の好きなもんばっかなんだからね！」
「食って食って体力つけようぜ！」
「青子、お茶いるか？」
マイペースで何も知らない、それが心地いい
うちのA組は、本当にお人好しの塊だ
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2021年5月29日 0時
