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NOside
「それで、私をこの場に残したわけとは？」
青子とアッシュがいなくなったのを確認したブランカは、間宮に向き直った
間宮は、「これをお前さんに話すのは気が引けるが、致し方ない」とため息を吐きある画像を出した
「この男について調べて欲しい」
「これは？」
「此奴はどうやら、青子の命を狙っておる
ここ最近、アメリカに来てからあやつはなぜか命を狙われておる
今回の爆発事件もこの小童の仕業だったが、狙撃されたということはこの小童の仕業ではないということだ
此奴は狙撃の才能はないからな」
「なるほど…私が
「まあ、簡単に言えばな……」
「この男が彼女を狙う理由は一体…」
「彼奴がああいう環境に放り込まれてしまったのは、この男のせいであり、雄英生のようにまっすぐとヒーローを目指すことができなくなってしまった元凶を作り出した男だ」
「…！」
ブランカは目を見開き、スマホの画像を見ると間宮は「俺も最初見た時驚いた」と床に座りタバコに火をつけた
「見た目も性格も全部似ておる…青子は母親似だがな」
「…なるほど…この男の名前は？」
「瑜四郎…」
「ユシロウ…」
「…どうやら、本格的に始めたらしい」
「何をです？」
「青子の暗殺だ」
．
．
『っくし！』
「大丈夫か？」
『あ、うん…』
．
「でもなぜ…確かに彼女は頭が切れる、ただそれだけなのでは」
「青子はどんなことにでも手を出す
それがたとえ、殺人であってもだ。具体的な殺人は関与していないが、間接的な暗殺や殺人には手を出している」
「……………なるほど、裏で操る」
「あぁ…俺も最初はやめておけと言ったが、アイツはこうと決めたら断固として変更すらしない
まるで俺たちはマリオネットのように青子の作り出したストーリーの中で動くしかない」
「あなたは、彼について調べた時…どうするおつもりですか？」
「殺すな。八つ裂きにし、はらわたを引き裂いてやるつもりだ」
「なぜそこまでするおつもりで？」
「………言ったろ、見た目から性格まで似てるってな…アイツを苦しめた奴にそのままそっくりなんだよ、生き写しだ」
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2021年5月29日 0時
