12-3 ページ20
「コイツらも殺す…お前はあの変態ジジイに麻薬漬けにされて骨までしゃぶられろ」
「ッ……！イカれてるよ、アンタ」
「アイツには散々コケにされてきたんだ
死ぬまで苦しめてやる、お前も廃人にされる前に腹切りでもしたらどうだ？
ハハッ！そん時ゃアッシュとあの日本人を呼んでやる」
ぐっと歯を噛み締めると、「腹切りすんのはお前の方だぜ、オーサー」とオーサーの後ろから誰かが現れた
「ショーター!?」
「えっ」
「よくもまあ、ベラベラと…見張りがやられたのも気づかなかったか？」
「バッカでぇ……ダッセェよなぁ、オーサー」
「キルト、貴様…!!」
「物騒なモン出せ。オーサーの頭に穴が開いてもいいのか？」
昼間のキルトがオーサーの頭に銃口を突きつけている
「くっそ…」
「おっと、やめなよおじさん。アンタに人は撃てないだろ」
「キルト、銃拾ってこい」
「OK、ボス…」
カタン、カタンと地面に置かれている銃を拾い上げたキルトは、「いいよ、ボス」とクルクルと銃の引き金を指で回し始めた
ｶﾞﾀﾝｯ
「…ん？」
「え？」
カーテンで仕切られた奥から誰かがゆっくりと歩いてきた
茶髪の髪の毛が爽やかな印象を与えて、漆黒の瞳は虚ろでハイライトなんてなかった
「ヒッ…ユ、ユウキ…!?
ウソだ、ウソだ、うそだ!! グリフィンと一緒に死んだはずだ!! お前、なんでこんなとこに!?」
うろたえ始めたメガネの男は、ワナワナと震えている
「アンタ…バナナフィッシュ…エイブリー」
「!!」
「うわーーーーーー!!! 来るなーー!!」
「よせー!!」
ｶﾞｳﾝｯ！
「きゃーーー!!」
「ユウキ!!」
撃たれた人はそのまま地面に倒れ、オーサーはキルトと一緒にいた人を殴り飛ばした
「またな、ショーター!!」
「英二、伏せろ!!」
銃を乱射してくるのをじっと耐えると、「このケリはいつか必ずつけるとアッシュに言っとけ!!」と言い残し、オーサーたちは逃げていった
「クッソ！おい、大丈夫か!?」
「あ、あぁ…ありがとう…それより、あの人が」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 70人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2021年5月11日 21時
