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「ショーター!英二!」

「お、シン」

「遅かったね」

「ちょっとなー。って、そいつ誰だ?」

「今日から転校してきた深谷澪緒さんだよ」

『深谷澪緒です。えーと』

「俺はシン・スウ・リン。みんなシンって呼んでるよ」

『じゃあ、シンくん』

「よろしくな、深谷!」









ショーターと似たような笑顔で笑ったシンくんに、コクリと頷く
ガタガタと椅子を持ってきて私とショーターは机をくっつけて4人でご飯を広げて食べる









「へー、深谷って都内の高校から来たんだな」

『うん。お父さんは海外出張で、お母さんの職場が転勤になっちゃったから少しでも近くに行こうって』

「前の高校の友達と別れるの、寂しかったよね…」

『うん…でも、ショーターたちに会えたから大丈夫』

「お前、人がいいよな〜」

「深谷さんはこの辺りに住んでるの?」

『歩いて15分ぐらいだよ』









ご飯を食べながらみんなで話し合う
お昼休みもどんどん楽しい時間が過ぎていき、予鈴が鳴ってしまった









「じゃ、またな〜」

「うん」

「おー」









シンくんは自分の教室に戻って行き、5時間目の授業の準備を始める私たち









結局、その日は隣の席の人は来ることはなかった









放課後になり、カバンの中に教科書やノートを詰め込む
今日の晩ご飯は何かな
お母さん、また徹夜かな…大丈夫かな





お兄ちゃんに連絡してスーパーにでも寄って食材を買っておこうかな



スマホを取り出してメッセージアプリを起動させると、「そうだ、深谷」とショーターが声をかけてきた









「ライン交換しようぜ。なんならグループとか作ってもいいな」

「いいね、それ。深谷さん、僕も交換してもいい?」

『ぜひ!』

「シンにも聞いとくよ。交換してもいいって言ってくれたら、僕から連絡先教えるね」

『いいの?ありがとう!』









ショーターと奥村くんと連絡先を交換して、2人に自分のものか確認してもらい、早速スタンプとメッセージを送っておいた








2人にメッセージを送った後、すぐにお兄ちゃんから連絡がきた









お兄ちゃん澪緒、スーパー一緒に来て〜
澪緒はーい!









お兄ちゃんからのメッセージを簡単に返して、ショーターと奥村くんに別れの挨拶をして教室を出た

1話 家の時間→←0-3



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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年3月23日 22時

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