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4話 特級呪物と呪霊の時代 ページ9

「虎杖悠仁だな」

(なんで名前知ってるの)









教えてくれてもよかったのに…
伏黒くんに振り返った虎杖くんという男の子に、「呪術高専の伏黒だ」と自己紹介を始めた









『同じく、覇道院神瞑です。よろしくね、虎杖くん』

「はぁ…」

「悪いがあまり時間がない
お前が持っている呪物はとても危険なものだ
今すぐこっちに渡せ」

「じゅぶつ…?」

「これだ。持ってるだろ」

「んー?」









スマホの画面に映し出された宿儺の指
それを見た虎杖くんは「あー、はいはい、拾ったわ」と頷いた









「俺は別にいいけどさ、先輩らが気に入ってんだよね
理由くらい説明してくんないと」

「………」

『………』

「日本国内での怪死者・行方不明者は年平均10000人を超える
そのほとんどが人間から流れ出た負の感情、“呪い”による被害だ」

「呪いぃ?」

「特に学校や病院のようや大勢の思い出に残る場所には、呪いが吹き溜まりやすい
辛酸・後悔・恥辱、人間が記憶を反芻するたびに、その感情の受け皿もなるからな
だから学校には大抵、“魔除け”の呪物が置いてあった」

『虎杖くんが拾ったものがソレなんだよ』

「魔除け?
ならいいじゃん。何が危険なの」

「魔除けといえば聞こえはいいが、より邪悪な呪物を置くことで他の呪いを寄せ付けない
毒で毒を制す悪習だ
現に長い年月が経ち、封印が緩んで呪いが転じた
今や呪いを呼び寄せ肥えさせる餌

その中でもお前の高校に置かれていたのは特級に分類される危険度の高いものだ」









長い説明とともに今まで説明されていなかったことに驚きを隠せずにいる私









「人死にが出ないうちに渡せ」

「いやだから俺は別にいいんだって
先輩に言えよ」









箱を投げ渡され伏黒くんが中身を確認すると、あるはずの呪物はそこにはなく空っぽだった









『虎杖くん、中身は?』

「先輩が持ってるって」

『その人の家はどこに?』

「たしか泉区の…」

『?』

「そういや今日の夜、学校でアレのお札剥がすって言ってたな
え………もしかしてやばい?」

『天ノ河!!』

「急グゾ」









病院を飛び出し、昼間に行った学校へと足を向ける









そういえば、昔に………









『お館様、これはなんですか?』

「それは呪物というものだよ」

4-2→←3-6



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sou(プロフ) - むいくんにも煉獄さんにもあえて嬉しい♡♡ (2022年2月4日 9時) (レス) @page29 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - 7-10で悲鳴嶼さんがいませんよ? (2021年3月13日 22時) (レス) id: efbfb3634d (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - 6-2なんですけど無限城が無惨城になってますよ (2021年2月19日 7時) (レス) id: 56a3767e45 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 2月11日追記への意見ですが、個人的には青子ちゃんというキャラに一切魅力を感じないので見たいとは思わないですね…。粗野や乱暴やご都合主義が過ぎていて少し不快になることもあるので…。個人的には新しいヒロインちゃんに期待です…。 (2021年2月17日 15時) (レス) id: 80796327ac (このIDを非表示/違反報告)
やみ(プロフ) - 初めまして!このお話大好きで、ワクワクしながら楽しく読ませて頂いてます!また読みに来ます☆ (2021年2月12日 11時) (レス) id: d92e26f623 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月25日 20時

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