検索窓
今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:370,242 hit

4-7 ページ15

「…私情?」

「私情です。なんとかしてください」

『そうです。あなたならなんとかできますよね』

「クックック
可愛い生徒の頼みだ。任せなさい」









…………本当に大丈夫なのだろうか


だけど、彼を死なせたくないのは本当だ









だって、心の優しいいい子だから
普通ならあんな化け物に立ち向かうわけない









『あーあ、湿っぽくなってきた』









ズビッと鼻をすすって歩き出す









ー翌日ー









『……………』









結局、彼の処分は「死刑」となった
経過観察のように、執行猶予がついた死刑だけど、死刑は死刑





指を取り込んだあと、殺されるらしい









『しのぶさんがいたら、少しは考えが浮かぶのかな…』









ベンチに座って呆けていると、「神瞑」と天ノ河が羽ばたきながら降り立った









『どうしたの?』

「高専ニ戻ルラシイゾ」

『そっか。わかった、行こっか』









天ノ河を肩に乗せ、五条さん達の元へ向かう
高専に戻ってもきっと何もすることないんだろうな









ーーーーー
ーーー










「スゲー山ん中だな」

「東京も郊外はこんなもんよ?」

『でも、山の空気は美味しいから私は好きだよ?』

「あ、たしかに!」









これから学長との面談
虎杖くん、頑張ってね









「“なんだ、貴様が頭ではないのか
力以外の序列はつまらんな”」









バチンと自分の頬を叩いた虎杖くんは、「悪い先生、たまに出てくんだ」と謝った
うわぁ、すごいことになったね









「“貴様には借りがあるからな”」

「あっ、また!」

「“小僧の体モノにしたら真っ先に殺してやる”」

「宿儺に言われるなんて光栄だね」

『やっぱりこの呪い、有名なんですか?』

「うん。両面宿儺は腕が4本顔が2つある仮想の鬼神
だがそいつは実在した人間だよ。1000年以上前の話だけどね」

『1000年…鬼舞辻無惨と会ったことあるのかもしれないのかな…』

「うーん、どうだろうね
呪術全盛の時代、術師が総力を上げて彼に挑み敗れた
宿儺の名を冠し、死後呪物として時代を渡る屍蝋さえ僕らは消し去ることができなかった

紛うことなき、呪いの王だ」

4-8→←4-6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (262 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
727人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

sou(プロフ) - むいくんにも煉獄さんにもあえて嬉しい♡♡ (2022年2月4日 9時) (レス) @page29 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - 7-10で悲鳴嶼さんがいませんよ? (2021年3月13日 22時) (レス) id: efbfb3634d (このIDを非表示/違反報告)
al8056(プロフ) - 6-2なんですけど無限城が無惨城になってますよ (2021年2月19日 7時) (レス) id: 56a3767e45 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 2月11日追記への意見ですが、個人的には青子ちゃんというキャラに一切魅力を感じないので見たいとは思わないですね…。粗野や乱暴やご都合主義が過ぎていて少し不快になることもあるので…。個人的には新しいヒロインちゃんに期待です…。 (2021年2月17日 15時) (レス) id: 80796327ac (このIDを非表示/違反報告)
やみ(プロフ) - 初めまして!このお話大好きで、ワクワクしながら楽しく読ませて頂いてます!また読みに来ます☆ (2021年2月12日 11時) (レス) id: d92e26f623 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月25日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。