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12-17 ページ42

「たしかに彼らは名門校の生徒ですが、学校内では落ちこぼれ呼ばわりされ、クラスの名前は差別の対象になっています。ですが、彼らはそこで様々なことに実に前向きに取り組んでいます
キミたちのように他人を水の底に引っ張るようなマネはしません
学校や肩書きなど関係ない
清流に棲もうが、ドブ川に棲もうが、前に泳げば魚は美しく育つのです」









プチンと神崎ちゃんの縄が解けると、先生は「さて、私の生徒たちよ。彼らを手入れしてあげましょう」と言う









「修学旅行の基礎知識を、体に教えてあげるのです」









不良たちの背後に周り、しおりを思い切り後頭部に振り下ろしたみんな
威力はやばいし、骨折れてるかもしれない




まあ、関係ないからいいけど









『みんな、先に行ってて』

「それはいいけど、なんかあるのか?」

『ちょっとだけ。先生、みんなのことお願いします』

「はい。では外で待っていますね」

『はい』









小さく頷き、みんなが出て行ったのを確認してから『花子』と呼べば、少しべそかいてる花子が出てきた









「“バカー!”」

『ごめんごめん。泣かないでよ』

「“うう…なんで俺を呼ばなかったのさ〜。土籠でも、なんでも呼べばすぐ来るのにさ!”」

『ごめんね。緊急だったから』

「“うぅ…怪我、してる?血ついてる”」

『うん、でも大したことないよ』









よしよしと頭を撫でてくる花子は、「“あ”」とスススッと後ろに下がっていく
首を傾げると、後ろからものすごく強めに抱きしめられた









『五条、さん?』

「……………………すっげぇ焦ったからな」

『……心配かけてすみません』

「…無事ならいいわ」









スッと離れた五条さんは、「ほら、いくんだろ」と長い足でスタスタと歩いて行ってしまう


それを小走りで追いかけ外に出れば、「遅いよー」とカルマが声をかけてくる









『ごめんごめん』

「…お前の担任ホントでかくねぇか?俺よりデカい」

「うちの担任はちょっと特殊だからね」

「ふーん?まあ、俺帰るわ」

『あ、はい』

「土産、たくさん買えよな」

『お土産代の上限超えるので無理です』









振り返らずにまっすぐと歩いていく五条さん
…帰ったらちゃんとお礼を言おう

13話 好奇心の時間→←12-16



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夜空 - スゴく面白かったです!続編も見ます!! (2021年6月5日 23時) (レス) id: 587626ec74 (このIDを非表示/違反報告)
- 私的にこの作品は今まで見てきた中で一番なので自信を持ってください! (2021年4月28日 22時) (レス) id: d391eac599 (このIDを非表示/違反報告)
- 私はこの作品が大好きです。 (2021年4月15日 18時) (レス) id: 9677d4e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - たらペンさん» 設定やシリーズの最後に追加設定も書いたりしてるのでそこでわかるかと思います…! (2021年2月27日 11時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
たらペン - 夢主ちゃんじゃありませんでした!ホントにすみません!! (2021年2月26日 22時) (レス) id: 94ca73ecd6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2021年1月17日 12時

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