殺し屋最恐と呪術師最強2

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「このわずか10kmぐらいの範囲の中でも、ものすごいビッグネームが暗殺されてる
知名度が低い暗殺も含めればまさに数知れず
ずっと日本の中心だったこの街は、暗殺の聖地でもあるんだ」

「なるほどな〜。言われてみりゃ、こりゃ立派な暗殺旅行だ」









そして、暗殺のターゲットになってきたのはその世界に重大な影響を与えるだろう人物ばかり









地球を壊す先生は、典型的なターゲットだ









「麗音〜」

「置いてくよー」

『あ、うん』









八坂神社へ向かい、参拝してみんなでおみくじを引いた









「麗音、なんだった？」

『末吉』

「微妙〜」









おみくじの内容を読んでいると、恋愛という項目に目が止まる
私も一応は女の子だ。年頃だし、こういうのは気にする









『恋人と既に出会っています』

「麗音、もう恋人できたの？」

『できてないよ』









おみくじを財布の中に入れておき、次は神崎ちゃんが行きたいと言っていた祇園へ向かった









奥の道を歩いて行けば、どんどん人気がなくなっていき、薄暗くもある









「人気ないんだ」

「一見さんお断りの店ばかりだから、目的もなくフラッと来る人もいないし、見通しが良い必要もない
だから私の希望コースにしてみたの
暗殺にピッタリなんじゃないかって」









たしかに、ここでな先生の暗殺も成功するかもしれない
人を気にする必要もないし、狭い分先生も避けるのは難しいだろう







みんながここで暗殺の実行を決めた時、「ホントうってつけだ」というこの場の空気に合わない声が降りかかった









「なんでこんな拉致らやすい場所歩くかねぇ」

「…え？」









後ろから聞こえてきた声に振り返れば、学ランを来た学生が前後に立ちはだかっていた









「……何、お兄さんら？観光が目的っぽくないんだけど」

「男に用はねー。女置いてお家帰んな」









そんな不良学生にカルマが地面に叩きつけた









「ホラね、渚くん。目撃者いないとこなら喧嘩しても問題ないっしょ」

『そういう問題じゃないけど…』









その時だ、一瞬でカルマが殴られた

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