12話 修学旅行の時間 ページ26
ー数日後ー
「おはよう、麗音ちゃん」
『おはようございます、傑さん』
もうこの人たちが家の中にいることが日常として見えてきたこの1ヶ月
朝ごはんを食べ終え、いつものようにお昼ご飯と持っていくお菓子を包み始める
「そういえば、どこに行くんだったかい？」
『え？』
「来週の修学旅行だよ」
『……修学旅行』
来週にも迫ってるんだ
確か、京都だったっけ
『京都だったはずですけど』
「京都か…呪霊もたくさんいるだろうし、京都校も…」
傑さんがブツブツという中、家を出る時間になり、『行きますね』と声をかける
彼はハッとした後、「ああ、気をつけてね」と言い、「悟、麗音ちゃん行くよー」と少し大きい声で声をかけた
「相変わらず早いんだよ…もっとゆっくりしてけっつーの」
「ここから30分はかかるんだから、この時間帯に出ないと遅刻してしまうだろう？」
傑さんがいえば、五条さんは「ちっ」と舌打ちをした
玄関を出て門を出て、いつものように自分が使っている駅に向かい、椚ヶ丘方面の電車に乗る
『今日、人多いですね』
「まぁな」
各駅で必ず人が乗り込んでくる
もうちょっと早い時間帯の電車に乗ろうかな
ドアにもたれる体制になると、五条さんが「何してんだよ」と覗き込んでくる
『明日から時間変えようと思って』
「ふーん…」
『どの時間がいいかな…』
時刻表をスイスイと見ていると、「コレなら空いてるだろ」と一本前の電車に指をさした
『明日からそれにします』
「ん」
ガタンと割れた途端、五条さんが「うおっ」と言いながらドアに手をついた
後ろからドンッと当たった人は、「す、すみません」と五条さんを見て謝った
彼も「大丈夫です」と答えたあと、「んでこんな時間に乗ったんだよ」と私を見てきた
『いつも人少なかったから』
「今日は違ェだろうが」
『文句言うなら降りてくださいよ』
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夜空 - スゴく面白かったです！続編も見ます！！ (2021年6月5日 23時) (
レス) id: 587626ec74 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - 私的にこの作品は今まで見てきた中で一番なので自信を持ってください！ (2021年4月28日 22時) (レス) id: d391eac599 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 私はこの作品が大好きです。 (2021年4月15日 18時) (レス) id: 9677d4e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - たらペンさん» 設定やシリーズの最後に追加設定も書いたりしてるのでそこでわかるかと思います…！ (2021年2月27日 11時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
たらペン - 夢主ちゃんじゃありませんでした！ホントにすみません！！ (2021年2月26日 22時) (レス) id: 94ca73ecd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2021年1月17日 12時
