殺し屋最恐と呪術師最強2

7話 毒の時間 ページ2

「お菓子から着色料を取り出す実験はこれで終了!!
余ったお菓子は先生が回収しておきます」









クラス全員のお菓子を根こそぎ奪った先生









「給料日前だから授業でおやつを調達してやがる」

「地球を滅ぼす奴がなんで給料で暮らしてんのよ」









授業が終わって片付けをし始めていると、先生の前にある人物が立った









「あ…あのっ、先生……毒です!! 飲んでください!!」









…え、素直すぎる









「……奥田さん、これはまた正直な暗殺ですねぇ」

「あっ…あのあの、わ、私みんなみたいに不意打ちとかうまくできなくて…
でもっ、化学なら得意なんで真心込めて作ったんです!!」









奥田ちゃん…それで渡して飲むバカは流石にどの世界にもいない気が









「それはそれは、ではいただきます」

『飲むんかい』









グビグビと飲んだ先生は、少し体を震わすと顔の後ろにツナを生やした









「この味は水酸化ナトリウムですね。人間が飲めば有害ですが、先生には効きませんねぇ」

「……そうですか」

(まずなんで水酸化ナトリウムの味を知ってるの)









超生物って、変食な感じなの？









「あと2本あるんですね」

「は、はい！」

「それでは」









2本目の試験管に入った毒を飲んだ先生の顔は、さらに翼が生えて無駄に豪華になってきた









「酢酸タリウムの味ですね。では最後の一本」









最後は、どんな変化に…









ｽﾝ…









(真顔になった…)

(変化の法則性が読めねーよ!!)

「王水ですねぇ。誰も先生の表情を変える程度です」









白い顔になった先生の真顔は、顔文字のようだ
なんでそんな顔になるの最後に









「それとね、奥田さん。生徒1人で毒を作るのは安全管理上見過ごせませんよ」

「…はい、すみませんでした…」

「この後、時間あるのなら一緒に先生を殺す毒薬を研究しましょう」

「…は、はいっ!!」









ターゲットと一緒に作る毒薬ねぇ
後で成果聞いてみようかな…









『あ』

「…………遅ぇよ」

『いっつも囲まれてますね、五条さん』

「俺がイケメンだからな」

『………』

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