10話 中間テストの時間 ページ19
ー数日後ー
『綾人、悠、耀。私今日からおやつ作り置きしておくから』
「うん、いいよ。俺が用意するから」
『ごめんね、綾人も中間テストなのに』
「いーって、お姉ちゃんが1番大事なんだから」
パタンと冷蔵庫の扉を閉めてエプロンを取る
お弁当をカバンの中に詰め込み、この間先生に勧められて買った参考書を持っていく
付箋を貼っておいた場所は、わからないところだ
『じゃあ行ってきます』
「行ってらっしゃーい」
ピシャリと静かに引き戸を閉めたあと、門を出てすぐに学校の方へ走っていく
「ォア"」
『！』
ただ道を走っていただけなのに、目の前に呪霊が現れた
目はまだ合ってないし、脇道に入って違う道に出れば大丈夫だろう
雑魚な呪霊だし、放っておいても問題ない
「見んなよ」
『！』
後ろに引かれてそのままポスリともたれた
目元を覆われ、かすかに見えた白銀の髪の毛
さっきの呪霊の気配が消えてパッと目元を覆っていた手が離された
『五条さん』
「お前、出んの早すぎ。ちょっとは待っとけよ」
『でも、今日は早く行って』
「それでも俺を待て。今みたいに呪霊に会った時、特級使えなかったらどうすんだよ」
手を引いてきた五条さんは学校まで送ってくれた
電車に乗っても、学校までの道のりも、ずっと手を引いてくれた
「ほら」
『ありがとうございます』
学校まで送ってもらい、いつものようにお礼を伝えれば「おう」と真顔で見送られる
そういえば、護衛が終わったあと五条さんって何をしているんだろう
また今度聞いてみようかな
「おはよー」
『おはよう』
教室に入ってそのまま参考書を出しておき、1時間目の授業の教科書とノート類を机の中に入れておく
ー1時間目ー
「「さて、始めましょうか」」
……何を？
鉢巻には、「国」、「数」、「英」、「理」、「社」と各5教科が巻かれており、どうやら中間テストと対策らしい
「この時間は」
「高速強化テスト勉強を行います」
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夜空 - スゴく面白かったです！続編も見ます！！ (2021年6月5日 23時) (
レス) id: 587626ec74 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - 私的にこの作品は今まで見てきた中で一番なので自信を持ってください！ (2021年4月28日 22時) (レス) id: d391eac599 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 私はこの作品が大好きです。 (2021年4月15日 18時) (レス) id: 9677d4e8b3 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - たらペンさん» 設定やシリーズの最後に追加設定も書いたりしてるのでそこでわかるかと思います…！ (2021年2月27日 11時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
たらペン - 夢主ちゃんじゃありませんでした！ホントにすみません！！ (2021年2月26日 22時) (レス) id: 94ca73ecd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2021年1月17日 12時
