元殺し屋は呪術師となる3

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『はあ!? エリちゃんがどっか行ったああああああ!!!?』









真希センパイ達と稽古をつけてもらっていたら、緑谷から切羽詰まった電話がかかってきた
しかもエリちゃんがどっか行ったっていう前代未聞の大事件の内容









『おまっ…はあ!?』

《今、雄英のみんなで探してるんだけどどこにもいなくて…！青子さん、エリちゃんが行きそうなところってわかる!?》

『小さい頃からずっと地下にいたんだぞ!? 外に出たのなんて、私が連れ出してお前とぶつかったあの日と、お前がエリちゃん助けてくれたあの日以外ないけど!?』

《だよね!!!》

『くそっ…！雄英の敷地内は探したの!?』









慌てて持っていた向こうのスマホを起動させ、雄英の敷地の地図、エリちゃんのGPSを追跡するもどこにもいない



敵連合がやったのか？いやそんなこと無理だ

死柄木がエリちゃんを狙う要素はどこにもない

じゃあ鷹岡か？私がエリちゃんの友達だって知ってての犯行…だとしても、どちらにしても殺してやる鷹岡め









《とにかく、こっちもみんなで探してみるから!! 青子さんは心配しないで！》

『するに決まってんだろ…！ソフト使って探すからちょっと待ってろ!!』









ふざけんな！と石階段を上り切ると、「きゃっ」という小さな声と、何かが足にぶつかる音、尻餅をつく音が聞こえてきた








足元を見ると、真っ赤な可愛らしいおべべと白髪でおでこからツノを出す









『エリちゃん!!?』

《エリちゃん!?》

「お姉ちゃん！」









嬉しそうに頬を染めて私に抱きつくエリちゃんを抱き上げ、『え、緑谷。これサプライズ？目の前にエリちゃんいるんだけど』と、冷静に言うと《まじでか!!》と、壁に激突する音が聞こえてきた

落ち着け緑谷









『エリちゃん、なんでここに？つーか、よく来たね』

「お姉ちゃんがこっちにいるって、変な人が連れてきてくれた」

『その変な人って誰かわかる？』

「えっと…」









エリちゃんの話はこうだ

見知らぬ土地にきてきょどっていると、目隠しして明らかに不審者の人が私のことを知っていたらしく、ここまで連れてきてくれたらしい

しかも、その人









「ごじょーって言ってた」

『あのホークス似声ーーーー!!!!』

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