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14-4 ページ44

「自ら足手纏いを連れてくるとは、愚かだな」









池の上に受けること自体がまずびっくりしてるけど、呪霊のその言葉に反応したのは私だ
戦ってみてわかった事実が一つある



私はクスリと笑って、クツクツと喉を鳴らして大きく笑う









「え、青子?」

『クックッ…ごめんごめん…………。はー、笑った笑った。先生も私もアンタには負けないよ。大丈夫大丈夫
だってアンタ、私が今まで戦ってきた中で1番』









『弱いもん』









最高の笑顔でそう言ってやれば、呪霊はブチギレた
それはもう噴火した









「舐めるなよ、小娘が!!! そのニヤケ面ごと飲み込んでくれるわ!!!」

『弱い弱い。まだ脳無の方が強いよ』









いやー、びっくりだね〜



攻撃の速さは遅いし、判断もグダグダ
爆豪かっちゃんの方がまだ強い









「コイツが…弱いの?今までのどんな化け物より、遥かに化け物なのに!?」

『大丈夫』

「!」

『私と先生から離れないで』









大丈夫
自分のペースで相手に挑めば、そうそうやられるようにはなるまい









「領域展開!! 「蓋棺鉄囲山」」









火山の中の様な空間に閉じ込められた
へぇ、熱さ的には炎司さん並みの火力か









「なっ…!! なんだよこれ!!」

「これが「領域展開」。術式を付与した生得領域を呪力で周囲に構築する」

「アッツ!!!」

「キミたちが少年院で体験したのは術式の付与されていない未完成の領域だ
ちゃんとした領域なら1年全員死んでたよ
領域を広げるのはめちゃくちゃ呪力を消費するけど、それだけに利点もある」

『つまり、“個性”使用で広げた自分の有利なフィールド、かつ、“個性”を使用しすぎると倒れるキャパオーバーになる、ってことか』

「まあ、青子がそう思うならそうなんじゃないかな?」









なんとなくだけど、構造は理解してきた気がする









「一つは環境要因によるステータス上昇」

「ああ、ゲームの「バフ」みたいなもんだね」

「そしてもう一つ」









目の前に現れた岩の様なもの、それに手を差し出して分解する









「領域内で発動した付与された術式は、絶対当たる」

「絶対!?」

「ずぇ〜ったい」

15話 領域展開の時間→←14-3



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員脚 - 個性が呪力、個性自体が術式ではないでしょうか。 (2021年1月3日 10時) (レス) id: 62588b34f4 (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - 29ページの12−4、「暇だ暇だ」ってなってます。「暇で暇で」じゃないでしょうか…? (2020年12月30日 11時) (レス) id: d530fc9998 (このIDを非表示/違反報告)
ちか - 一気に読みました。クッソ面白かったです!これからも更新頑張ってください。 (2020年12月29日 18時) (レス) id: df476bf304 (このIDを非表示/違反報告)
環希(プロフ) - いつも読ませていただいております。11-13なのですが、暮らしそうだなではなく、嬉しそうだなだと思います!毎回とても神作品で楽しみにさせていただいてます。これからも頑張ってください! (2020年12月29日 1時) (レス) id: 33d5659616 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2020年12月27日 23時

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