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14-2 ページ42

「また後で説明するよ」

『……………すっご…止まってるみたい』

「これ、当たるとどうなんの?」









キミの悪い虫が、ビリビリとうるさい音を立て始めた









ボンッ









「音と爆発の二段構え。器用だね」

『んぶっ!?』









青子を茂みの方に押し飛ばし、呪霊との戦いから少しだけ遠ざける
コレは流石に無理だからね







顔面に炎、体全体にも炎









「……こんなものか。蓋を開けてみれば弱者による過大評価
今の人間はやはり紛い物、真実に生きておらん
万事醜悪、反吐が出る
本物の強さ、真実は死をもって広めるとしよう

そして…………宿儺の奥方を連れて」

『…え、奥方?誰が?』

「お前だ」

『……………はあ!!?』









へぇ、青子が宿儺の嫁、ね









「このくだり、さっきやったよね。学習しろよ。けむっ」

『先生!!』

「やっほ!」









煙をなんとか払った後、駆け寄ってきた青子を抱き止める
ううん、なんとも細い子だことで









「どういうことだ」

「んーー、簡単に言うと、当たってない」

「バカな。さっきとはわけが違う。わしは確かに触れて殺した」

「キミが触れたのは、僕との間にあった「無限」だよ」

『無限?』

「そ、無限。教えてあげる、手出して」

『えっ』

「ほらほら、ほーら」









手をヒラヒラと出して見せると、呪霊は素直に僕の手に触れようとする。だけど、触れれない









「ね」

『え、なんで!?』

「止まってるっていうか、僕に近づくほど遅くなってんの。で、どうする?僕はこのまま握手してもいいんだけど」

「…断る」

「照れるなよ。こっちまで恥ずかしくなる」

『触れ方がえろいわ』

「貴様っ!!」









ドォン









呪霊の腹にそのまま攻撃を仕掛ける









「まだまだ」









数度殴った後、空中に蹴り飛ばした









「無限はね、本来至る所にあるんだよ。僕の呪術はそれを現実に持ってくるだけ

「収束」、「発散」、この虚空に触れたらどうなると思う?」









術式反転








「赫」









勢いよく飛んでったねー









『先生…』

「?」

『殺りたい』

「…行っておいで。ただし、死なない程度に」

『ハァイ』

14-3→←14話 未登録の時間



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員脚 - 個性が呪力、個性自体が術式ではないでしょうか。 (2021年1月3日 10時) (レス) id: 62588b34f4 (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - 29ページの12−4、「暇だ暇だ」ってなってます。「暇で暇で」じゃないでしょうか…? (2020年12月30日 11時) (レス) id: d530fc9998 (このIDを非表示/違反報告)
ちか - 一気に読みました。クッソ面白かったです!これからも更新頑張ってください。 (2020年12月29日 18時) (レス) id: df476bf304 (このIDを非表示/違反報告)
環希(プロフ) - いつも読ませていただいております。11-13なのですが、暮らしそうだなではなく、嬉しそうだなだと思います!毎回とても神作品で楽しみにさせていただいてます。これからも頑張ってください! (2020年12月29日 1時) (レス) id: 33d5659616 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2020年12月27日 23時

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