11-15 ページ22
長い長い、ねっとりとした銀の糸が私と宿儺の舌から伸びる
宿儺は私を見下ろして「“実にいい眺めだ”」と口元についた銀糸を舐め取った
「“このまま娶ってもいいな”」
『願い下げだね』
「“可愛くないな”」
トン、と下腹部を指で突いてきたコイツ
そろそろ、殴り飛ばしてOK？
「“では少し眠っててもらおうか”」
『…は？』
トン、と額に指を置かれ、『あ、やべ』と冷や汗をかいて逃げようと抵抗した時、「“またな”」と言われた
いやいや、眠らせるとか、ず…る…
ﾊﾟﾀｯ
伏黒side
「!!」
生得領域が閉じた!!
特級が死んだんだ
あとは虎杖と青子が戻れば…
「“
気配すらしなかったこと
そして、“代わっていない”ことに俺は汗をかく
青子がやられた
いや、気絶してると言った方がいいか
「“そう脅えるな。今は機嫌がいい。なぜかわかるか?”」
「わかるか、よ…」
「“…この女と口付けをしたからな。美味だったぞ”」
「は？」
横抱きにされて眠っている青子の額に顔を擦りよせた宿儺に、顔ごとそちらを向けた
「“少し話そう。なんの
俺と代わるのに少々手こずっているようだ
しかしまぁ、それも時間の問題だろ。そこで俺に今できることを考えた”」
「？」
宿儺は青子を俺に投げ渡し、服をビリビリと破き始めたと思ったら、自分の胸に腕を刺した
そして、音を立てて人間がなくてはならない臓器を取り出した
「なっ!!」
「“
俺は
俺と代わることは死を意味する。更にだめ押しだ”」
心臓を地面に投げ捨て、宿儺の指を飲み込んだ
そうか、特級が取り込んでたのか！
「“さてと、晴れて自由の身だ
もう脅えていいぞ。殺す、特に理由はない。小娘は娶る”」
「…あの時と、立場が逆転したな。それから…青子は渡さない」
…大事な友達を渡すわけないだろ
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員脚 - 個性が呪力、個性自体が術式ではないでしょうか。 (2021年1月3日 10時) (
レス) id: 62588b34f4 (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - 29ページの12−4、「暇だ暇だ」ってなってます。「暇で暇で」じゃないでしょうか…？ (2020年12月30日 11時) (レス) id: d530fc9998 (このIDを非表示/違反報告)
ちか - 一気に読みました。クッソ面白かったです！これからも更新頑張ってください。 (2020年12月29日 18時) (レス) id: df476bf304 (このIDを非表示/違反報告)
環希(プロフ) - いつも読ませていただいております。11-13なのですが、暮らしそうだなではなく、嬉しそうだなだと思います！毎回とても神作品で楽しみにさせていただいてます。これからも頑張ってください！ (2020年12月29日 1時) (レス) id: 33d5659616 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年12月27日 23時
