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「じゃあ、この計算式を緑谷」
「はい！」
「『…………』」
算数という名前の教科書を開いて、授業を受ける
いや、わからない…
「なんだこれ…オレ達この先やっていけんのか？」
『それ言ったらおしまいだよ!!』
コソコソと教科書を立てながらエースと話している
先生は私達にあまり目がいっていない
というのも、新しく入ってきた子供を早々に当てるというのをしないからだと思う
勝手な解釈だけど
「とにかく、抜け出してェ…」
『それができれば、私だってしてるよ。
文字の読み書きも頑張って授業がない少ない時間で、理解できたけど…』
「この長い時間やってる、勉強がなァ…」
頬杖をつきながら黒板という板に、白いもので数字を書いていく先生を見る
『マキノに教わった通りに、自己紹介しておいて良かったね』
「マキノに感謝しねェとな」
『だね!!』
と、こんな感じで1日が過ぎた
「じゃーね」
「また明日〜」
ランドセルを背負って、みんなが教室を出る
「だはー！やっと終わったぜ」
『気の抜けない1日だったねェ…』
机に突っ伏し、脱力していると
「アンジュちゃん！エースくん！」
「『イズク』」
ランドセルを背負ってニコニコとしているイズクがいた
「帰らないの？」
『帰りたいんだけど…』
「あいにく、頭が痛くてな」
「え、どうして？」
『勉強…』
「わかんねェんだ…」
「えぇっ!!?」
びっくりしたイズクは、目を見開いている
「だ、大丈夫なの？」
『何とか授業を聞いてたけど、何言ってるかもうサッパリ…』
「何がわり算だ、何がかけ算だ」
『エースは、勉強嫌いだもんね』
「アイツのお陰で文字の読み書きができるようになったぐれェだからな…
それに、勉強なんてしなくても生きてけるだろ」
『どうやってよ…』
と、また机に突っ伏した
「僕でよければ、勉強教えようか？」
「『いいの/か!!?』」
「う、うん」
と、こうしてイズクに勉強を教えてもらった
ーーーーー
ーーー
ー
『いやァ、イズクの教え方良かった』
「オレでもわかるなんて…」
帰り道。
イズクと別れて自分たちの家に向かう
『でもまァ、何とかなりそうだね』
「だな」
夕焼けに染まる空を見上げながら、私達は帰途についた
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サッカーバカ(プロフ) - 充希さん» そうかもしれません！！！！確認して直します！！！ご指摘ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！！！ (2019年3月13日 12時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
充希 - 対人戦でのかっちゃんの番号はＢじゃなくてＤだったと思います。間違えてたら、すみません！更新頑張って下さい！ (2019年3月13日 11時) (レス) id: 1c94acc086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年2月4日 23時
