2話 小学校 ページ9
小学校とは…なんだ、と聞かれれば多くの人は勉強をするところ、友達と遊んだりできるところ
と、答えるだろう
『って、ガッコウについては理解できたけど、文字の読み書きって大丈夫かな？
こっちの世界の文字と、向こうの世界の文字が同じならいいけど…』
「まァ、なるようになるだろ」
黒いランドセルを片方の肩に引っ掛けて、頭の後ろで手を組んでいる
『もう、普通に背負ってよね』
「バァカ!! こういうのは、普通に背負うモンじゃねェよ!!」
『普通に背負うものだよ!!!』
ランドセルの背負い方で口論していると、「アンジュちゃん！エースくん！」と声が聞こえる
『あ、イズク！』
「よう！」
「あれ、2人とも小学校行くの？」
『うん。折寺って小学校』
「僕と同じだぁ!!」
キラキラとして私とエースに言うイズクに、ルフィを重ねた
「イズクも一緒に行こうぜ」
「うんっ!!」
『あ、待ってよー！』
ーーー
ーー
ー
「はい、今日からみんなと一緒にお勉強する
アンジュちゃんとエースくんです！」
教室と呼ばれる部屋に通され、自己紹介される
事前にエレキが私達のことを何かしてたみたいだ
『…エース、これなに？』
「オレに聞くな」
見たこともない子供に驚きを隠せない私とエース
期待の眼差しや面白そうという目線が私達を射抜いた
『モ、モンキー・D・アンジュです』
「ポ、ポートガス・D・エース、だ」
カチカチになりながら自己紹介をする
みんなは「よろしくー！」と声を上げる
『エース、これ…』
「思ったよりもヤバそうだな…」
先が思いやられる気がしてきた
その後私とエースは隣同士の席に座らされた
机の上には「楽しい算数」という本が置いてあり、他にも本がいくつか置いてある
「それは教科書だから、授業の時に使ってね」
「『は、はい…』」
置かれている教科書を2人でパラパラとめくっていくけど、何が書かれているのかさっぱりだし、見たことないし…
いや、ナニコレ
『エース…』
「どうやらオレ達は、とんでもない世界に来ちまったみてェだな…」
いや、今更か
『とにかく、2人でどうにかして理解しよう』
「ああ…。クソ…アイツがいてくれたら、なんとかなるんだけどな…」
『……』
「あ…わりィ」
『大丈夫。気にしてないよ』
そう…
私達と幼少期を共に過ごし、おじいちゃんにしごかれたもう1人のきょうだい…
アイツもこっちにいるのかな…
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サッカーバカ(プロフ) - 充希さん» そうかもしれません！！！！確認して直します！！！ご指摘ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！！！ (2019年3月13日 12時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
充希 - 対人戦でのかっちゃんの番号はＢじゃなくてＤだったと思います。間違えてたら、すみません！更新頑張って下さい！ (2019年3月13日 11時) (レス) id: 1c94acc086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年2月4日 23時
