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「キミたちK組は、最後に私が選んだチームと戦ってもらうけど…いいかな？」
『私は構いませんが…』
「それまでオレ達は休憩か…ならいいぜ」
コイツ、寝る気だな
「オッケー！」
チーム決めも終わり、私とエースは黙って後ろの方でみんなが対戦相手が決まるのを待った
「続いて最初の対戦相手は、こいつらだ!!
Aコンビが「ヒーロー」!!
Dコンビが「敵」だ!!」
ん？
『Aって、イズクで…』
「Dって…」
カツキだ
ー同ビル地下モニタールームー
屋内対人戦闘訓練が始まる
エースは鼻ちょうちんを膨らまして寝ている
私はモニターを見ながらイズクとカツキを見た
カツキの様子、なんかおかしかった
屋内戦が始まると、最初にカツキがイズクに向かって奇襲をかけてきた
けど、イズクはオチャコをかばいながらそれを回避した
カツキがまた攻撃を仕掛けてきた時、イズクはその勢いを使ってカツキの腕を掴んだ
そして、背負い投げでカツキを投げ飛ばした
カツキの行動を読んだんだ
「背負い投げ…」
モモが小さく呟けば、『そうだよ』と頷く
『カツキは大抵最初に右の大振りを仕掛けてくる
イズクがどれだけカツキを見てきたと思ってるの
イズクは、
小さい頃から、書きためてきたあのノート
『カツキが爆破して捨てたノートに…！』
「まぁ…そんなことを…」
『イズクは小さい頃から憧れてきたんだよ
ヒーローという、カッコいい姿を
それを目指す近くにいるカツキは、イズクにとって、凄い人なんだよ』
そう、小さい頃から強く頑張っているカツキが、イズクにとってはそれがまぶしくも見えた
カツキとイズクは、家が近所だったこともあって、幼馴染だった
なんでも「やればできてしまう」タイプで、ガキ大将の乱暴者
口が悪いのもそれのせいかもしれない
良し悪しはともかく、自信に満ちたカツキの背中はイズクにとって、かっこいいものだった
普通の幼馴染は仲良しだけど、カツキとイズクは違った
“個性”が発現してからは、それらが悪い方向へと加速した
“無個性”のイズクを「デク」と呼び、いじめたりしたカツキ
人は産まれながらに平等じゃない
これは齢4歳にして、みなが知る社会の現実
私たちが子どもの頃からずっと知っている、そんな世界
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サッカーバカ(プロフ) - 充希さん» そうかもしれません！！！！確認して直します！！！ご指摘ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！！！ (2019年3月13日 12時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
充希 - 対人戦でのかっちゃんの番号はＢじゃなくてＤだったと思います。間違えてたら、すみません！更新頑張って下さい！ (2019年3月13日 11時) (レス) id: 1c94acc086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年2月4日 23時
