11話 クラス ページ33
ー春ー
シュルッ！と白いワイシャツに袖を通し、赤いネクタイを締め金色のネクタイピンで留めた
緑色のスカートを短く折り、向こうでのスカートの丈に合わせる
グレーのブレザーを着て、身なりを整えれば
『よし！』
「アンジュ、できたか？」
『うん！』
鏡の前でクルッとターンをして、おかしなところがないか確認する
エースも、長い緑色のスラックスを履いて海賊の時に使っていたベルトをしている
ネクタイは、締め付けられるらしく大事な時以外は私に渡してくる
忘れたら大変だからね
スクールバッグにいるものを詰め込み、手に馴染む鉄パイプを掴む
「おいおい、持ってくのか？」
『これがないと、しっくりこなくて…』
銃刀法違反じゃないから、大丈夫だよね
“個性”の関係ですって言えば、大丈夫……なの？
家を出て、雄英までは電車に乗っていく
なぜか、オールマイトに最初に職員室に来るように言われた
電車を降りて、雄英に向かう
『着いた』
「デッケェよなァ…いつ見ても」
『職員室に行こう』
エースと共に、昇降口で靴を履き替え、自分のロッカーに靴を入れて、職員室に向かう
広すぎるから途中で迷いかけたけど、なんとか職員室に着いた
『失礼します』
ガラッと職員室のドアを開ければ、中に先生がたくさんいる
「はい、キミらが1位通過の生徒だね」
『あ、はい』
「はい」
目の前に現れたのは、なんともだるそうな顔の先生
「はい、キミらのクラスだけど、どっちかが1人違うクラスになると、奇数になるから、どっちのクラスがいい？
AかB、2人でどっち行きたい？」
先生が言うには、私とエースが違うクラスにいけば、21人になる
要するに割り切る偶数にしたいらしい
毎年300人を超える倍率の正体
一般入試定員36人で、18人ずつの2クラスしかない
あとの4人は、推薦らしい
『エース、どうする』
「どうするったって」
頭を悩ますと、パッと頭に何かが浮かんだ
『Aで！』
「は？」
「わかった」
「ちょっ!!?」
私がそう言えば「じゃあ、A組な」と言う先生
『はい』
「なんでAなんだよ」
『だって、Aってエースの頭文字でしょ？
それに、私、A好きだもん』
「まァ、Bよりいいか…」
などと息を吐いたエース
職員室を後にして、長い廊下を歩いていく
「いや、どこだよ」
『もうちょっと……あ、あった！』
「長すぎだろ…」
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サッカーバカ(プロフ) - 充希さん» そうかもしれません！！！！確認して直します！！！ご指摘ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！！！ (2019年3月13日 12時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
充希 - 対人戦でのかっちゃんの番号はＢじゃなくてＤだったと思います。間違えてたら、すみません！更新頑張って下さい！ (2019年3月13日 11時) (レス) id: 1c94acc086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年2月4日 23時
