9話 試験当日 ページ28
イズクが必死に受験勉強やトレーニングをしている中、私もエースも体を鍛えたり、勉強したりとしていた
そして、10ヶ月なんてあっという間で…
試験の当日となる
実技試験、一般入試の日である今日は、私もエースもやる気満々だ
『あ、イズク!!!』
「アンジュちゃん、エースくん」
『おはよー』
「おはよう」
「よっ」
大きなリュックを背負いながら緊張感のある顔つきのイズクに、私もエースも軽く挨拶をした
『どうだった？オールマイトの過酷なトレーニング』
「うん…。改めて思うと、凄かった
今朝、“個性”を譲渡してもらったんだけど、授かってるのか心配なんなだ」
そんな風に言うイズクにエースは「まァ、授かってなかったら燃やすしかねェだろ」と言う
『何言ってるの!? 平和の象徴だよ!!?』
「燃やしちゃダメだよ!!!」
「お、おお……」
と、2人でエースに言う
「どけ、デク!!! アンジュ!!! エース!!!」
3人「！」
「かっちゃん!!」
「『カツキ…』」
マフラーを巻いたカツキが、そう怒鳴った
「俺の前に立つな、殺すぞ」
「おっ、おはよう。ガンバ張ろうね、お互ががい…」
苦手意識のあるイズクは、カミカミ
カツキはそのまま歩いていく
あの日…ヘドロ以来、カツキはイズクにも私達にも突っかかることもなくなった
『イズク、私達先に行くね！』
「あ、うん！」
『エース、行こ!!!』
「おう！」
エースと共に、カツキの後を追った
『広いなァ…』
「どこで説明受けるんだ？」
『さァ…とりあえず、みんなについて行けばわかるよ』
「それもそうだな」
この日のために…というのもおかしな話だけど、鉄パイプを持ってきている
私は“ミズミズの実”の能力者
エースは“メラメラの実”の能力者
鉄パイプを使わずに海に出たエースは、「久々だなァ」としみじみとしている
私は、手に馴染む鉄パイプを持って海に出た
だってしっくりくるの、これしかいないんだもん
身長よりも少し高い鉄パイプを持って、いざ説明会場へ
ー説明会場ー
《今日は俺のライヴへようこそー!!! エヴィバディセイヘイ!!!》
鼓膜が響き、破けそうになるような声量
ボイスヒーロー「プレゼント・マイク」だ
《こいつぁシヴィー!!! 受験生のリスナー！
実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!
アーユーレディ!? YEAHA》
「イェーーーイ!!!」
『ちょ、ちょっとエース！』
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サッカーバカ(プロフ) - 充希さん» そうかもしれません！！！！確認して直します！！！ご指摘ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！！！ (2019年3月13日 12時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
充希 - 対人戦でのかっちゃんの番号はＢじゃなくてＤだったと思います。間違えてたら、すみません！更新頑張って下さい！ (2019年3月13日 11時) (レス) id: 1c94acc086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年2月4日 23時
