8話 ルフィの手配書 ページ27
イズクとそんなたわいも…なくない話を終わらすと、席に戻った
「おい、いいのか？あんなんで」
『まァ、言わなきゃいけない時はいつか来るわよ』
「だよなァ…」
席でうなだれていると、授業が始まるチャイムが鳴る
もちろん、私は授業なんて関係なく窓の外を見てボーッとする
エースは爆睡
と、イズクが先生に注意された
十八番のブツブツのせいね
注意されたイズクをクスクスと笑う、クラスメイトの中、カツキだけはこっちを見てきていた
『……』
「……」
多分、空の方を見ているんだと…そう思いたい
ー休み時間ー
「おい、アンジュ！コレ見ろよ！」
『んぁっ？』
鼻ちょうちんを作って寝ていた私を、エースが大きな声で起こしてきた
『何…？』
眠たすぎる目をこすりながら、そう答えれば「見ろよ!!!」とエースがバサッ！と何かを広げた
「エレキからの手紙で、ルフィが魚人島に着いたんだって!!!」
『え!? 本当!!?』
エレキなりにまとめられた新聞には、“麦わらの一味、魚人島到達！”の文字
『キャー！エース、ルフィったら、もう魚人島なのよ!!!』
「そこまで興奮するのかよ…」
手配書が入っていたので、ルフィの手配書をギュッと抱きしめた
『当たり前でしょ!!?
シャボンディを出てから、魚人島に向かったなんて…あの子、“新世界”に行くのね…
いいなァ…私も行きたいなァ、“新世界”』
「行ったことあるだろ？ホラ、アレ、アレだよ」
『やっぱりルフィの手配書は、私がもらってくね〜』
「話を聞きやがれ!!! あっ、ルフィの手配書、オレのだぞ!!!」
『ヤですよー！
エースにあげたら、すぐに無くすんだから！』
「なくさねェよ!!! 壁に貼んだよ!!! 返せって!!!」
『エレキに頼んで、もう一枚もらえばいいのに』
「あ、その手があったか」
ポン！と手を叩いたエースは「なるほど」と頷いた
バカなのか、アホなのか…
「ルフィ……？」
ギャーギャー騒ぐ私達を見ていたそんな影は、そう小さく疑問に呟いた
『でも、2年間で逞しくなったね』
「ああ…」
懸賞金もあがったルフィ、もちろん、“麦わらの一味”
アラバスタで、エースはルフィに会ったって言ってたし
私も、ロビンのことで会ったっけ…
「あ」
『？』
「お前、革命軍に誘われてたって言ってなかったか？」
『……あ』
そうだ、コアラちゃんに言われてたの、すっかり忘れてた
『まァ、死んだし、仕方ないよ』
「軽いな」
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サッカーバカ(プロフ) - 充希さん» そうかもしれません！！！！確認して直します！！！ご指摘ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！！！ (2019年3月13日 12時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
充希 - 対人戦でのかっちゃんの番号はＢじゃなくてＤだったと思います。間違えてたら、すみません！更新頑張って下さい！ (2019年3月13日 11時) (レス) id: 1c94acc086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年2月4日 23時
