6話 君はヒーローになれる ページ23
「てめェらに、救けを求めてかんかねぇぞ……！
救けられてもねぇ!! あ!? なあ!?1人でやれたんだ
無個性の出来損ないが見下すんじゃねぇぞ
恩売ろってか!?
見下すなよ、俺を!! クソナードが!!」
(タフネス…！)
怒りながら元来た道を歩いていくカツキに、私もエースもフゥ…と息を吐いた
『イズク、帰ろっか』
「うん」
イズクの家に続く道を歩こうとすれば
「私が来た!!」
「わ!?」
「『オールマイト!!?』」
「あ、やべ」
な、なんで平和の象徴のオールマイトが!?
「やあ、少年少女!!! 私は平和の象徴、オールマイトだ！」
「『イズク、どういうことだ？』」
わけがわからず、2人で同時に聞いた
と、後ろから「ゲボォッ!!!」と声がして、グルンッ！と振り返れば
「あ」
「『は/え？』」
待って
今、目の前にいたのってオールマイトだったよね？
なのに今目の前にいるの…しぼんだ男の人なんですけど？
どういう、ことなんだ
『イズクー!!? オールマイトがしぼんだァァ!!!?』
「オレは考えるのを放棄した」
「お、落ち着いてアンジュちゃん!!!」
「やっちまった」
ーーーーー
ーーー
ー
『…と、もう一度整理すると、5年前の敵と戦った時に受けた傷が重症で後遺症もあり、今ではヒーロー活動時間が制限されていると…』
うん。もう、わけわかんないけど、理解できた私
「オールマイトが、しぼんだって…まじか」
『うん、エース。わかったから、考えるの放棄しな』
「キミら、見てて飽きないコンビだね」
突っ込まれてるみたいだけど、そこは無視しておこう
「少年」
オールマイトは事情を説明した私達を置いておいて、イズクに向き直った
「礼と訂正…そして、提案をしに来たんだ」
「へ？」
「キミや少年少女達がいなければ…キミの身の上を聞いてなければ、口先だけのニセ筋となるところだった!!
ありがとう!!」
『ニセ筋…』
ニセ筋って…
「そんな…いや、そもそも僕が悪いです！
仕事の邪魔して…“無個性”のくせに、生意気なこと言って…」
「そうさ!!」
肩を落とすイズクに、オールマイトが声を張り上げる
「あの場の誰でもない、小心者で“無個性”の君だったから!!!
私は動かされた!!
トップヒーローは、学生時から逸話を残している……
彼らの多くが話をこう結ぶ!!
「考えるより先に体が動いていた」と!!」
なぜか私は、あることが思い浮かんだ
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サッカーバカ(プロフ) - 充希さん» そうかもしれません！！！！確認して直します！！！ご指摘ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！！！ (2019年3月13日 12時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
充希 - 対人戦でのかっちゃんの番号はＢじゃなくてＤだったと思います。間違えてたら、すみません！更新頑張って下さい！ (2019年3月13日 11時) (レス) id: 1c94acc086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年2月4日 23時
