2-3 ページ11
「おはよう」
「おはよー！」
朝から昨日と同じような声が聞こえる
挨拶を済ませる
「おはよう」
「おはようございます」
『おはようございます』
ビシッとするエースの隣で、普通に挨拶をする
『なんでいつも固まってるの？』
「マキノのせいだ…」
『あー』
確かに、マキノの挨拶の特訓大変だったもんねェ
「おはよう！」
「『おはよう！』」
イズクと挨拶をして席に座る
『ルフィ、大丈夫かなァ…』
「だよなァ…」
机に広げるのは、今朝方に届いたニュース・クーの新聞
その内容は、頂上戦争から一夜明けた新聞だった
なぜ時間がかかっているかは、エレキが教えてくれた
どうやら、こっちの世界と私達が生きていた向こうの世界の時間系列が、違うらしい
私達が今いる世界の1日が、向こうでは1時間や2、3時間ぐらいらしい
『ルフィ…ホントに大丈夫かなァ…』
「心配してもだよなァ…
オレ達ができるのは、ルフィの夢を見届けてやることだし…」
あの時、ルフィをかばっていなかったらルフィが死んでた
その現実が背中越しにあったと思うと、とてもじゃないけど生きた心地がしなかったと思う
私達が死んだのが運命だったとして、ルフィが助かったのは運命だったのかもしれない
だってあの子は
「『海賊王になるから』」
エースの声が被った
「やっぱりルフィはそれぐらいになってもらわねェと、守った意味がねェからな」
『だね』
でも、心配なものは心配
あの子、泣き虫だから
昔からそう…泣き虫で弱虫で…カナヅチのくせに、泳げるようになるって言ったり
憧れだけを抱いて、シャンクスに海に連れて行って欲しいと言ったり
後先考えずに行動して、危ない目に遭ったり…
だから、そんな子に…ルフィの元にあんなに頼もしい船の仲間が集まるのかもしれない
『ルフィなら、やれそう』
「何をだ？」
『海賊王』
「当たり前だろ？なんたって、オレ達の弟だぜ？」
『そうだね』
ルフィ、私達が守ったんだから
絶対に、海賊王になってみせなさい！
お姉ちゃんとお兄ちゃんからの、お願いだからね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 187人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サッカーバカ(プロフ) - 充希さん» そうかもしれません！！！！確認して直します！！！ご指摘ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！！！ (2019年3月13日 12時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
充希 - 対人戦でのかっちゃんの番号はＢじゃなくてＤだったと思います。間違えてたら、すみません！更新頑張って下さい！ (2019年3月13日 11時) (レス) id: 1c94acc086 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年2月4日 23時
