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「そうはいかないッスよ！
男が大きく万歳すると、使い魔はピタリと止まり男と同じポーズを取る
「シシシッ！」
「！」
「さぁ、いくッスよ〜!!」
緑谷の手を掴んだ男は、「
「ほらほら、キミもいくんッスよ！」
爆豪にも同じく「
ナインの背後に回り込んだ爆豪と数個の使い魔が大爆破を放つのと同時にナインの背中に使い魔が突き刺さる
「ぐううぅおお！」
ナインはとっさに空気の壁を張ったが、背中についた使い魔は防げておらず、爆破の勢いに片腕が焼け爛れる
爆豪は反動で飛ばされ、城跡上部のクレーターの中は滑り落ちてしまう時、パシャンッと水のトランポリンで受け止められた
「あははははっ！面白えことしてんじゃん!!」
「リアくん!! いいとこにきたッス！
その子のことサポートしてあげてほしいッス！」
「えーー…んー……」
「？」
男は「…あはっ♡」と笑うと「オレ、ちょー気分いいからいーよー」と爆豪を下へと連れて行く
確かあそこはすり鉢状にさらに深くなっていているはず
なんつーとこに
その間、緑谷は体中に力を行き渡らせる
帯びるプラズマは奔流のようにあふれ、混じり気のない平和を求める意志がとめどなく湧き上がって行く
「デク!!」
「あははははは！」
クレーターの底で爆豪が壁面に手を押し付けながら叫び、男はそれを手伝うように力を貸す
悲鳴をあげる体を忘れるほどの凄まじい熱い力で、自分の道を拓こうとする目の前の地層を溶かし進む
そしてもどかしいとばかりに強大なエネルギー波を放った
その熱が外側の城跡を溶かし、破壊する
いや、やりすぎだ
飛び出した爆豪はそのままナインの元へ、まるで自身が爆弾になったような威力で周囲を破壊しながら地面を抉り、真っ直ぐに向かっていく
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年11月29日 0時
