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「アレン、お前…どうした?」
「すごい顔真っ青…」
『……………………』
「ピュア、ピュアもご飯食べないの?」
「ピュ………」
リビングのテーブルには夕飯が所狭しと並べられているが、食べる気にもなれない
ブルブルと震えているピュアと俺に「食べろよ」とフォークで刺した野菜や肉を差し出してくる英二とアッシュに俺とピュアはブンブンと首が飛ぶほど横に振った
「お前らさっきからどうした」
さすがのショーターも聞いてくる中、「シュンイチに感謝するのね、マックス」とカツン!とナイフがリンゴを真っ二つに割った
その光景を見て、俺とピュアはビクッと震えてひっつき合い距離を置きたいほど震えた
「彼がいなかったらあんた、今頃蜂の巣よ」
「前に取材でお世話になったんだ」
マックスにナイフを向ける女、マックスの元妻のジェシカは伊部とも知り合いだったそうだが、そんなことよりも俺とピュアは一刻も早くここから去りたい
「ふぅん。あんたとこの子ハイエナ、いいじゃない。キミたちも、いいセンいってるじゃない。うちの雑誌のモデルにならない?」
「えっ、モデル?」
『…………!!? ………………!!!! ………………ッ!!!?(ブンブンッ!!』
「………ッ!!?(ブンブンッ!」
「アレン、お前…そんな首振ったら取れるぞ…」
声にならない叫び声をあげそうになる俺とピュアが抱き合いながらぶんぶんと首を横に振る。顔面真っ青の俺とピュアに構うことなく、ジェシカは「あんたと子ハイエナなら絶対売れるわ!」とビジネスに入っている
俺とピュアはパニックになりながらぐるぐると目を回して拒否をしまくった
「騙されるなよ。尻の穴まで丸見えの大股開きをさせられるのがオチだぜ」
「尻…」
『…………!!? …………ッ!!!!!!!!(ブォンブォンッ!!』
「アレン!落ち着けェ!! なにがあった!? お前、過去に何があった!?」
ショーターが席を立つほど俺とピュアが首を張りまくる。残像並みの勢いにショーターがツッコミを入れるほど振りまくる
「あんた、カメラマンのときに散々女のアソコで稼いだんでしょ!あたしが男のアソコで稼いで何が悪いってのよ!?」
「マイケルの教育上悪いさ!!」
『……………!!? ………………ッ!!?(ブォンブォンッ』
「アレン、アレン、落ち着け!!!」
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2022年1月15日 11時