青葉城西の1人のAssassin (ページ31)

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『すっご…』

「見た感じ、190はあるし…すっげぇ」

ノッポくん、たしか…月島って言われてたっけ…
私が見ていると、月島くんと目が合った

バチっと目が合い、相手は瞬きをした後すぐに自分のポジションに戻った

まぁ、普通は会釈とか試合中にはしないから別に気にしてないんだけど

「くっそぉ…ノッポくんとアイコンタクトしたぁ…！」

「うるせぇ、うんこ野郎」

練習試合も終わり、負けたチームはペナルティとしてダッシュや筋トレが課せられている頃だ

「なによ、ガキども。変なことしてんのね」

「ビッチ先生」

「え、なんで？」

昔に比べて露出が少なくなったものの、逆にえろみに磨きがかかったビッチ先生が現れた
イリーナさんって呼んでもいいんだけど、E組からしてみれば、ビッチ先生はいつまでもビッチ先生だ

「カラスマに言われて、バーベキューのこと知らせにきたのよ
バレー部も連れてくるように言われたんだけど、もうそろそろバーベキューの時間よ」

「「まじで!?」」

バーベキューのことを聞いたバレー部数名が声を揃えて喜んでいるのを見た後、手にあるスポドリを口にした

「コラァ、都笑アアア!!!」

『(ﾋﾞｸｯ』

「あんたまた手入れを怠ってんでしょッ」

『うっそでしょ…そっから見えんの？』

「ビッチ先生、めんどくせー」

出入り口からここまで軽く10メートルは離れてるのに、なんで見えんの？
怖すぎるんだけど…

「さっさと降りてきなさい!! 隅から隅まで私が徹底的に変えてやるわッ」

『ご遠慮します』

横目でビッチ先生を見た後、そのまま階段で下に降りた後、『バーベキュー食べに行こうよ』とビッチ先生の背中を押す

「あんた、ほんっとにマセてるわね…」

『ビッチ先生に比べたらマシじゃね？』

「…あそこの爽やかなフリして獰猛な顔して睨みつけてくるヤツ、あんたも変なのに好かれたわね」

『え？…ああ、金田一？』

「違うわよッ」

『？』

「ビッチ先生、都笑はそーいうのには興味ないから意味ないって」

みんなしてなんなんだ
私を無視して話を続けたり進めたりするのはいけないことだ
私も混ぜろ混ぜろ