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「なんっっっっなの、あの子ッ」

「まあ、当たり前の反応だろ」

「男だって思ってたら女の子って場合だもんな」

「俺を見てチヤホヤしない女の子なんていないのに!!」

「「そこかよ」」









ばくっとお昼ご飯を食べれば、「雪霧〜!!」と生活指導の先生が顔を赤くして廊下をスタスタと歩いていき、問題児“ちゃん”のところへ向かっていく









「なんっっっだ、この反省文は!!」

『え、見りゃわかるじゃん。名前書いて提出してるよ?』

「白紙ってどーいうことだッ!
また停学にされたいのか!!」

『別にしていいけど、その場合は学校転校すればいい話だし』









舐めた態度で紙パックの飲み物をストローで飲んでいるその子、雪霧ちゃんに生活指導の先生はさらに怒った









「おーまーーーーーーえは!!!
放課後に生活指導室に来い!!」

『えー…放課後は帰ってゲームする予定なんだけど』

「知るかッ!来なけりゃ単位を落とすからなっ!」

『脅しひど……』









ズンズンと歩いていく生活指導の先生に『ったく』と悪態をついた雪霧ちゃん









『めんっどくさ…タコより面倒じゃん』

《理由を伝えればわかってもらえますよ?》

『…わかるはずないでしょ。結果が見えてるのにその過程を見ませずああやって怒鳴り散らすような人間に、わかるわけないよ…』

《…でも…》

『あのねぇ、律…世の中、あのタコみたいにいい先生はいないってこと』









スマホとおしゃべりをしている雪霧ちゃんは、不意にこちらを見てきたと同時に席を立ち、『萎えたから帰ろっか』と言っていた









放課後…生活指導の先生が怒る顔が目に浮かぶ









「おーーーい、雪霧!!」

『金田一』

「これ、休んでた時のノートのコピーだ」

『え、まじ?サンキュー』

「お前、停学してた時なにしてたの?」

『ん?特に何も…ゲームして、勉強して…あぁ、1番は……高3の問題集解いてたかな』

「高3!?」









まるで、「寝てた」というようなノリで言う雪霧ちゃんに、俺たち3年はピシリと体が固まった









「ま、まじ?」

『ああ、国立レベルの』

「「(ピシリ」」

『友達とテレビ電話しながらやってたけど、いい問題だったから金田一もやる?』

「いや、遠慮しとく」

1話 バレーの時間→←0話 停学生の時間



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環希(プロフ) - コメント失礼致します。飛雄ですよ!これからも頑張ってください。 (2020年11月20日 0時) (レス) id: 33d5659616 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2020年11月15日 19時

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