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8-2 ページ28

「浅野クンって、ホーント空気読まないよね」

『ホント、それっと』









木の枝に手をかけてそのままジャンプして及川さん達の前に立つ









「宮城に行った割には…成長したのか?」

『お前まじでそー言うところ』

「浅野クンはデリカシーないよねー」

「なに?」

『まあ仕方ないよねぇ?頭のお堅い生徒会長サマは、私のこと1回も抜けなかったもんね〜?』

「(カチン」

「あ、でも抜いたって言えば抜いたんじゃないの?」

『え、何?』

「浅野クン、だいぶ前に五英傑の奴らと夜のオトモはなんだっていう話題で、都笑だって言ってたけど」

『いきなり下ネタぶちかまさない』









カルマの言葉に浅野クンは大激怒
格闘勝負に発展して、大暴れしまくる2人









「都笑ちゃん、あれいいの?」

『ああ、今更何で大丈夫です』









先に戻りましょう。と、2人の背中を押して坂道を歩くこと数分
慣れていない坂道を歩くだけで根を上げる及川さんと、そんな及川さんを叱咤する岩泉さん




うむ、上下関係がはっきりしていていいと思います









「ちょ、なんで都笑ちゃんそんなに早いの?」

『いや、まあ、歩き慣れてますし…』

「慣れてるってなに!?」

『…あの校舎、私使ってましたから』

「…ん?」









ぱちくりと瞬きをした及川さんは、「ええっ」と驚いた声をあげていた









「おーーーーーーい、都笑〜〜〜〜」

『ん?』

「今から、プールの掃除なんだけど、お前洗剤とか買ってきてたか?」

『…あ』









買い出しメモにはそんなこと書いてなかったし、なんならデッキブラシもいるなんて聞いてなかった









『ごめん、すぐ買ってくる』

「あ、おい!」









財布片手に急いで山道を下りて行き、正門の外に出ると、「都笑ちゃーん」と及川さんも追いかけてきた









『及川さん!?』

「ちょ、めっちゃ速…ッ」

『ちょ、大丈夫ですか?』









肩で息をする及川さんにそう聞けば、「都笑ちゃん、体力あんのね」と言われる







まあ、人並みにはあるけど









「大荷物になるって聞いたから、ついてきた」

『けど、この後練習なんじゃ』

「女の子1人だけ買い出し行かせるなんて嫌だね」

8-3→←8話 思い出の時間



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環希(プロフ) - コメント失礼致します。飛雄ですよ!これからも頑張ってください。 (2020年11月20日 0時) (レス) id: 33d5659616 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2020年11月15日 19時

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