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7-3 ページ26

「はいはい、イチャイチャしなーーーい」

『でっ』









パコン、と教科書で叩いてきたのは岡野だ









「ただでさえ作業が溜まってるんだから、さっさと動いてよね」









歩いて行く岡野にイトナは「ああ」と頷く









「おい、グズ川、さっさと手を動かせ」

「うるさいなー、岩ちゃん」









「都笑っちゃんっ」

『ゴフッ』

「茅野ーーーッ」









背中に板も同然な膨らみと、勢いのあるタックルに前のめりになって倒れる









『頼むから、カエデちゃん…勢いのあるタックルは死んじゃうからやめてって言ってたんですけど?』

「えへへ〜」









悪ぶれた様子もないカエデちゃんを抱き起こし、『よっと』と体制を変えて姫抱きにする









「うわっ!?」

『一応、女優さんなんだからね。無理して顔に傷使ったら国際問題だよ』

「スケールがデカイよ」

『え、女優業するんだったら大事な顔じゃん』

「ホンット、天然タラシ!!」

『えっ?』









カエデちゃんは顔を赤く染めていた

いや、私なんか変なこと言ったかな









及川side






「及川、なに見てんだ?」

「んー?都笑ちゃん」

「はあ?」









眉を寄せた岩ちゃんが「雪霧がなんだ?」と俺の目線の先にいる都笑ちゃんを見ている



雑草抜きを終えた都笑ちゃんは、女の子と戯れている


可愛い









「喧嘩好きで、ちょっと意地悪で、頭のいい子って可愛いよね」

「てめぇの好みの方が怖いわ」

「ひどいよ、岩ちゃん」

「だが、なんで雪霧だ?
お前なら女を選ぶなんて造作もねぇだろ」

「え?」

「あ?」

「「え?」」









なんか、会話が噛み合ってない?









「岩ちゃん、何言ってんの?」

「お前こそ何言ってやがる」

「いや、俺は都笑ちゃんが可愛いなって」

「その雪霧が好きなんだろ?」

「好き?」

「他の女にキャーキャー言われてる時と、雪霧と喋ってる時のお前、全然態度が違うぞ」

「まじ?」









ぺたぺたと顔を両手で包み込むと、「きめぇ」と岩ちゃんに引かれた









「…岩ちゃん」

「あ?」

「俺、都笑ちゃんのこと好きなのかな?」

「知るか」

8話 思い出の時間→←7-2



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環希(プロフ) - コメント失礼致します。飛雄ですよ!これからも頑張ってください。 (2020年11月20日 0時) (レス) id: 33d5659616 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2020年11月15日 19時

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