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グスグスと鼻を啜りながらお粥を食べ終え、念のためにと竹林からもらった胃薬をもらい、いつものように飲んでいると「おやおやぁ？」とにんまりとした顔がひょっこりと現れた
『うわ、出た…』
「出た、はないでしょぉ？
…また、思い出してたのか？」
『うっさい…』
「…あんまり、気に病むなよ」
コップに水を流し込み、優しい笑顔で笑ってくる相手に『わかってるよ』と言えば、「無理はしないでくださいね」と頭を撫でてくる
「クロ、練習始める…あれ、雪ちゃん？」
『研磨くん』
「大丈夫？」
薬を見た研磨くんは、心配そうに見つめてきた
知ってるからだ
『大丈夫』
「…うそ、絶対嘘だよ」
「研磨…」
「…お願いだから、無理しないで」
心底心配して、震えている研磨くんに『うん』と頷く
ー昼ー
『え…。お昼から？』
「あぁ、お前の体調も大丈夫そうならって話だけど…」
『行く行く。掃除ぐらいしに行く』
お昼ご飯を食べているバレー部と、昼からの練習の準備をするみんな
三村に言われて、立ち上がり『何が必要？』と聞けば、すでにリストアップされた買ってくるべきもの
「とりあえず、お前の好きな花とか、スコップとか…だな
何人か連れて行くか、寺坂たち使っていいってカルマが」
『…いや、1人で行くよ。そこまで大した買い物じゃないみたいだし』
「そうか？何かあればすぐ連絡しろよ」
『ん』
買い出しメモと財布、自転車の鍵を持って外に出て昨日と同じように自転車を漕いだ
及川side
「あれ、都笑ちゃんは？」
「雪霧なら買い出しに行きました
あと、俺たちこれから2、3時間ぐらい外に出るので何かあったら連絡してください」
キノコヘアーの男の子がそう言えば、「おい、三村」とリストバンドをした男の子がキノコヘアーくんに声をかけた
「都笑…また不良に絡まれてるって」
「アイツは本当に不良ホイホイかっ」
「そんなゴキブリホイホイみたいな言い方すんなよ…」
「で、カルマは？」
「脱兎の如く助けに行った」
食堂の方を見ると、ツインテールをしている男の子が「アハハ…」と乾いた笑みを浮かべてカルマくんを見送っていた
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環希(プロフ) - コメント失礼致します。飛雄ですよ！これからも頑張ってください。 (2020年11月20日 0時) (
レス) id: 33d5659616 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年11月15日 19時
