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「ナイスキー！」
ズダンという音と、キュキュッという靴の音
俺の大好きなバレーの音
雪霧ちゃんは前原くんと一緒に布団を取りに行ってくれてるらしくて、まだ戻ってこないと磯貝くんが言っていた
「おい、及川」
「んー？どしたの、岩ちゃん」
「磯貝に聞いてこい。あの2人が遅いって」
「……だよねぇ？」
布団を取りに行って2時間
流石に遅すぎると思う。ボールを岩ちゃんに渡して少し抜けて磯貝くんに声をかけた
「磯貝くん」
「あ、はい」
「あの2人、布団取りに行くの遅くない？」
「え？あぁ…そういえば」
スマホの時計を見た磯貝くんは、「遅いな…」と小さく呟くと、「岡島」と近くでタオルを運んでいた坊主くんを呼んだ
「前原と都笑から、連絡なかったか？」
「え？んー……ねぇけど…そーいや、遅いな。わかばパークまでこっからチャリ使えばそんなにかかんねぇのに」
「布団を運ぶのだってひとつかふたつだけだし…」
必要なものがリストアップされている紙を見つめた磯貝くんに、「俺様子見てこようか？」と提案すると、磯貝くんは「えっ」と目を見開いた
「で、でも…」
「地図さえあれば大丈夫だよ」
土地勘がなくても、交番とかに行って道を聞けばいいしと付け足すように言えば、磯貝くんは「なら…」と小さなメモ帳に何かを書き込み、びりっと破って渡してくれた
「これの道筋通りに行ってくれたら大丈夫です
目印になるようなものを書いてるので多分大丈夫だと思います
あと、念のために俺の連絡先を教えておきますね」
「ん、ありがとね」
シューズを脱いでジャージを手に取り、体育館を後にする
学校を出て、地図の通りに歩いていき、途中のあたりまで来ると路地裏からバキッという鈍い音が聞こえてきた
「お、おい、もうやめろって!! そいつ殴んのおかしいだろ!!」
何か揉め事か？と、少し顔を覗かせれば
『ゴホッ…ゲホッ……』
「!?」
ドサッと地面に倒れたのは、見覚えのある綺麗な茶髪の女の子と、痛めつけられた男の子
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環希(プロフ) - コメント失礼致します。飛雄ですよ！これからも頑張ってください。 (2020年11月20日 0時) (
レス) id: 33d5659616 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年11月15日 19時
