殺し屋のバレー【男主】 (ページ17)

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「やり方は学んだはずです。このE組で、この暗殺教室で

いつも正面から立ち向かわなくていい、避難しても隠れてもいい、反則でなければ奇襲もしていい、常識はずれの武器を使ってもいい
殺る気を持って、焦らず腐らず試行錯誤を繰り返せば…いつか必ず素晴らしい結果がついてきます
キミたち全員、それができる一流の暗殺者(アサシン)なのだから」

こんな時まで授業…か
先生らしい

「でもね、キミたちが本気で先生を救おうとしてくれたこと、ずっと涙を堪えていたほど嬉しかった。本当ですよ…」

ぽむっと頭の上に触手を置いた先生だけど、俺は納得もできなかった

なんでそんなに落ち着いていられるのかもわからなかった

俺たちに教えたこのE組に来なければ、普通にどこかで生きれたかもしれないのに

「暁、ほら！」

『え？』

「それ！」

『…あっ』

「月が爆発した日から今日で丁度1年
雪村先生は今日を殺せんせーの「誕生日」にしたんだよね」

『これ、だよな』

取り出したケーキを殺せんせーに見せれば、涎を垂らして嬉しそうにしている

「ああもう、ヨダレが垂れる!! みんなとっとと歌っちゃうよ!!」

ハァー…ッピバースデートゥーユー

ハーーッピバースデートゥーユー

ハーーーッピバースデーディーア殺せんせー

ハァーッピバースデートゥーユー

殺せんせーが蝋燭の火を吹き消そうとした時、ケーキを壊す何かが現れた

「ハッピーバースデー」

「柳沢…!!」

「機は熟した。世界一残酷な死をプレゼントしよう」

後ろにいるのって、まさか…

「彼が新しい「殺せんせー」だ」

どうして俺たちの手で終わらせてくれないんだ…