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「キミ、どっかで見たと思ったらマダム・レッドの執事やってた死神クンかあ。キミもヒトの命を引きずってるねえ」
「散策する男はモテないワヨ!!」
「
「イケメンを前にしてシンデレラみたいにあっさり帰れないワ！」
ﾄﾞｺﾞｵ
セバスチャンに吹っ飛ばされたロナルドを受け取るように壁に激突したグレル
そして、嬉しそうに
「今時の若者は本当に軟弱ですねぇ
セバスチャンだ
その時、船が大きく傾き始めた
「ま…まずい!!」
『ッ!!』
落ちないように支柱を掴んでいると、バァンッと海水が流れ込んできた
「うわッ」
『んッ』
「さあ、いよいよ別れの時だ。なかなかに面白かったよォ〜」
逃げようとする
その時、
手を伸ばしている
それを見た
「令嬢、それはしばらくキミに預けよう
大事に持っておいておくれ。小生の宝物なんだ」
『!?』
「待て、
「じゃあね、伯爵、令嬢。また会おう」
船を半分に叩き割った
「
落ちていく人々を無視しながら上へと上り詰めるセバスチャンが、舳先に飛び乗った
「坊ちゃん、お嬢様」
ずぼっと、一つの浮き輪に2人で使えと言うように被せてきたセバスチャン
「大きく息を吸って！」
「えっ、なっ」
「事態が事態ですのでお許しください！」
「なにす…………ッ」
『きゃあああああああああ!!!』
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年10月11日 21時
