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「なるほど。
「引退時に絶対回収されるんじゃ…」
「長いこと一緒にやってきたから、離れがたくてねェ
持ち出すのに苦労したよ〜」
大きな鎌を振りかざした
「今度は小生がキミらを狩ってみせようか？
大きく振り回された
セバスチャンが落ちてきたテーブルを
「無駄だよ。テーブルを切るなんてクッキーを割るのと変わらない」
テーブルをいとも簡単に切ってみせた
「リーチの広い大鎌の懐に入りたかっただけです」
「面白いこと考えるねぇ、執事くん〜。なら…小生も」
「「!?」」
『え…』
腰に手を回され、何が起きたのか理解ができなかった
だけど、セバスチャンとシエルが慌てるのを見て、何が起こったのか理解した
「やっと小生特性の棺に入ってもらえるね、伯爵…」
「やめろ!! アニエス!!」
腰を抱き寄せてきた
「来ると思った」
ふんわりと浮き上がる
シエルとセバスチャンが遠くなっていくのを感じて手を伸ばす
セバスチャンが伸ばしてきた手に指を絡ませようとした時、目の前が「アカ」に彩られた
「弱くて脆いけれど、ヒトの命を引きずるのは結構大変なんだよ。執事くん
前から興味あったんだよねェ…
害獣風情が何故
見せてもらうよ、キミの
セバスチャンside
『セバスチャン!!』
手を伸ばしているお嬢様の手を、取れなかった
嗚呼 呼んでいる
悲しみと怒りと混乱と絶望の中で
呪いの言葉を吐いている
私を喚んでいる
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年10月11日 21時
