47-5 ページ31
『リジーとスネークをお願いね、エドワード！』
セバスチャンに抱き上げてもらい、エリザベスを抱えるエドワードにそう声をかける
「いくぞ、セバスチャン」
「御意」
目的を果たすために背を向けた時、「戻ってこなくていいぞ!!」とエドワードが叫んだ
「可愛い妹を嫁にやらなくて済む！だが…妹の愛するアニエスだけは死守しろ！」
「必ず戻ります。必ずアニエスを護ります」
客が避難し、誰もいない一等旅客用通路を通っていると、見覚えのある男が廊下を歩いていた
「ドルイット子爵…!?」
「ん？何者だい、なぜ私の名を？」
この姿での面識はないので、図星を突かれてどうするかと考えていると、自らの知名度に酔いしれ知れ渡っていることだと言うドルイット子爵に、苛立ちを覚えるも鳥肌も立つ
「恐れながら何故貴方様がこのような場所に？
船内は動く死体もうろついております」
「身を危険に晒してでも沈みゆく船に残していくわけにはいかないモノがあってね
そもそもあの死体は私にとっては木偶人形も同然
おっと、お喋りが過ぎたね…では失礼」
そう言って歩いていく子爵に、セバスチャンはあの学会の合言葉を告げ、またあのポーズを取らされた
もう羞恥は捨てるしかない
「なんだ、同志だったのか。そういえば見た顔のような」
「その装置！もしやあの死体の動きを止めるものでは？」
「その情報、どこで手に入れた？」
顔色が変わった子爵は、「知りたいならついてくるといい」と言い、歩き出した
「キミたちにも見せてあげよう
医学による新しき
ゆっくりと後を追いかけるのと同時にセバスチャンが力づくで奪うかと耳打ちをしてきた
「いや、僕らでは使い方がわからん。アイツに起動させて…」
「ぐひひ…」
「って、
「やあ〜。逃げる途中でコレ運ぶの手伝えって言われちゃってさァ〜
そしたら伯爵と令嬢がまた“
「今すぐ忘れろ!!」
全く…どこにでも現れる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 151人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年10月11日 21時
