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「完全救済をした患者に特別な超音波を当てることによって、再び活動を停止させられる装置があるんだ」
「それはどこにある？」
「……一等の私の部屋に」
「案内しろ」
「わかった！」
ゴリッと銃口を向け、リアンは奥のボイラー室の貨物用のエレベーターで上までいけると言い、そちらの方へみんなで歩いて行く
「次の質問だ。なぜ死体が動く？」
「死亡した人間の脳に微弱な電流を発生させる特殊な装置を埋め込む手術をし、その装置から」
長くなるリアンの話に、「もういい」とシエルはバッサリと言い切った
「質問を変える。大量の被験体をアメリカに運ぶ目的はなんだ？」
「それは…言えない」
「なるほど。大きめのピアスを開けたいようだな？」
「ひ…っ!? 待て待て！私を撃てば例の装置が使えなくなるぞ!?」
「仕方がない。面倒だが、奴らは頭を潰して駆除しよう」
「あっ、ある企業に完全救済の技術を買われたんだ!!」
「ある企業？」
新薬開発をしているらしい“オシリス”という会社らしい
取引用のダミー会社だろうな
陸地に着いたら真っ先に調べ上げるとしなければ
それに、女王に害をなさなければ私たちにとって関係のない話だ
「この中だ」
ドアを開けると熱風が襲ってきた
「スネーク、リアンの蛇を外せ。仲間を装った方がスムーズだ」
「わかった。って、ウェブスターが言ってる」
「すごい音〜っ」
その時、ボイラー技士だろう、こちらに歩いてくると、リアンがあの恥ずかしいポーズを取り合った
つまり、同じということらしく、こちらを見てきたので私たちも同じポーズを取った
恥ずかしい
セバスチャンside
公爵夫人が死体に苦戦を強いられているところに、死体の頭部を砕き、「お怪我はございませんか？」とお聞きする
「奴らは何者だ!?」
「詳しくは…ただ彼らを倒す方法はひとつ。頭部の破壊のみ!!」
襲ってくる死体を公爵夫人と共に薙ぎ倒す
「ふん。話は本当のようだな
これに免じて今日のところはそのふしだらな顔と髪型を許そう」
「ありがとうございます」
顔…？
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年10月11日 21時
