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「じゃあ、3週間ずっと一緒にいられるの？」
「ああ」
レストランの中でお茶を飲めば、エリザベスは嬉しそうに聞いてきた
「そんなに一緒にいられるの初めて！晩餐会はエスコートしてね、シエル！」
「わかった、わかった」
その時、エリザベスの兄のエドワードが睨んでいた
「なんなんだ、一体…」
「よろしいではありませんか」
『(ﾌﾌｯ』
「例の集会が催されるのは19日の夜。たまにはゆっくり休暇を取られては？」
晩餐会でおめかしをすることに張り切るエリザベスをチラリと盗み見たシエルは、「…まあ…たまにはいいか…」と呟いた
ー2日後ー
「シエル！お義姉様、見て見て！あのケーキかわいーっ
シエルとお義姉様の分ももらってくるわね！」
「あ…」
『全く…』
ピューンと走っていくエリザベスに声をかける暇もなく、私とシエルは壁に手をついた
「本当に家族という奴らは、毎日集まってやれどの家がどうだこうだとどうでもいい話ばかり…
仕事放り出してきたのがバカらしくなってきた…」
「では明日は公爵夫人の剣術の手ほどきのお誘いをお受けしては？」
「僕たちに自由の女神の顔を拝ませないつもりか？」
セバスチャンが取ってきた料理を受けると「それより、坊ちゃん、お嬢様」とセバスチャンは呟く
「今夜ですよ」
「ああ」
「“
参加者はそれを受け取り、会場の方へ」
「合図を見逃すな」
「御意」
パクリと食べ物を口の中に入れると、スネークの陰口がヒソヒソと聞こえてくる
『人混みは慣れないか？』
「俺たちの姿はみんなと違うから一緒にいると、スマイルやエンジェル達まで笑われる。って、ダンが言ってる」
『それがどうした？』
「えっ？」
『他人なんだから違って当然だろう
何を恥じる必要がある？それに、私たちが誰といようが私たちの勝手だ』
他人にとやかく言われる筋合いはあるわけないだろう
「だそうですよ。今や貴方は名門貴族の
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年10月11日 21時
